須磨浦公園(5:33)→旗振山(5:55)→高倉台入口(6:14)→ピーコック前(6:16)→高倉台出口(6:20)→栂尾山山頂(6:46)→横尾山山頂(7:04)→東山山頂(7:34)→横尾団地(7:44)→荒熊神社下(8:28)→高取山の公園(8:38)→鵯越駅(9:13)→菊水山登り口(9:43)→菊水山山頂(10:08)→天王吊橋(10:29)→鍋蓋山山頂(10:55)→大龍寺(11:14)→市ヶ原(11:29, 11:33発)→掬星台(12:54, 13:01発)→三国池下(13:43)
→郵便局(14:02, 14:05発)→六甲ガーデンテラス(14:30, 14:37発)→東六甲縦走路分岐(15:20)→船坂峠(15:49)→大平山林道(16:07)→林道終了(16:13)→大谷乗越(16:23)→塩尾寺(17:01)→宝来橋南詰(17:24)→湯本台(17:25)(縦走時間 = 11:52)
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2015年11月23日(月)に神戸市主催の六甲全山縦走大会に参加した。
写真は歩きながら撮ったものも多く,通過時刻を知りたくて要所々々で撮ったが,かなりブレまくってしまった。
神戸市主催の六甲全山縦走大会は,最近は11月に2回行われている。
混在を緩和するためにそれぞれ抽選で2000名に絞られているが,それでも多数が一度に六甲全山縦走に挑戦するイベントである。
今年は2015年11月8日(日)と2015年11月23日(月祝)に行われた。
11/8 は雨で大変だったらしい。
11/23 も事前に雨の予報が出ていて,ずっと天気を気にしながらの歩行になった。
結果的に雨はパラパラと降られたぐらいで雨合羽を着なくても済んだ。
逆に日差しがない分だけ歩くのにはよかったかもしれない。
気温もすごく暑いわけでもなく,逆にすごく寒くもなく環境としては歩き易い部類に入ると思う。
須磨浦公園のスタート受付時間は午前5時から午前7時なので,前日に高速神戸付近のビジネスホテルに宿泊し,新開地発 5:14 の山陽電鉄の始発で須磨浦公園に向かった。
駅の自動改札機の台数が少ないので下手な場所に乗ると駅を出るまでに時間がかかりそうと考え,電車は須磨浦公園駅の改札の真ん前になる扉に乗っておいた。
そのため,須磨浦公園駅の改札を一番で抜けることができた。
そのままスタート受付場所に行くと,全然並ばずにスタートの受付をしてもらえた。
後で振り返ると並んでいたので,ちょっとだけ早くスタートできたと思う。
まぁ,言うほど大した差はなさげやったけど…。
須磨浦公園から高倉台までは人は多いが,ペースは結構速かった。
まだ序盤だからみんな元気なのか,あるいは先を考えていないのかわからないが,みんなどんどん進んでいくので,つられて歩いて行くと結構疲れてしまった。
それでも高倉台を過ぎた先の栂尾山への上り階段で渋滞するのがわかっていたので,そこで休憩できると考えて頑張って歩いていった。
今回は人も多いし,マイペースで歩けないとわかっていたので,鉄拐山はパスすることにした。
ちなみに六甲ガーデンテラスから先は車道沿いを歩いたし,六甲最高峰もパスした。
今回はできるだけ楽に行こう作戦にしておいた。
高倉台からの下りはおらが茶屋のかなり手前を左下に行くように指示された。
やはりおらが茶屋の先の階段は危ないということみたい。
高倉台に入ると道が広いので,少しバラけた感じになった。
しかし高倉台が終わる所で有名な渋滞が発生していた。
高倉台は最後に陸橋で6車線路を越えるが,その陸橋の真中付近で渋滞に巻き込まれた。
渋滞はなかなか進まず,陸橋の先の登山道もしっかり渋滞していた。
その先,栂尾山に登る階段も渋滞していたが,そこの渋滞はだらだらと動いていたので,まだましな感じだった。
しかし,栂尾山に登ってからも渋滞は続いた。
特に,横尾山の登りや,須磨アルプス,東山の登りでは渋滞していた。
結局東山の急な下りまで渋滞は続いていた。
東山を下ると住宅地を歩くので渋滞は無くなった。
しかし,高取山に登り始めるとまた少し渋滞していた。
しかし,それまでの渋滞に比べると断続的な渋滞という感じだった。
その辺りで年配の方の集団を抜かしたが,どうもその人達が渋滞の原因のような感じがした。
あの人達はちゃんとゴールまで辿りつけたのだろうか?
いつもなら高取山の安井茶屋下の公園でトイレ休憩するが,今回は並んでいたのでパスした。
その先,神鉄鵯越駅で入場券を買ってトイレを借りるか,鈴蘭台処理場のトイレを借りるか,と考えていたが,
鵯越駅の手前で坂を登り切った辺りに,ハイカー用トイレというのがあったので,そこでトイレを済ませた。
丸山の市街地はあまり何も考えずに前に進むことだけを考えていたら,気づいたら登りが終わっていた。
鵯越駅前は多くの人が休憩していた。
六甲全山縦走で一番大切なのは如何に休憩を減らすか,と思っているので,そんなにのんびり休憩してると遅くなるのに…,と思った。
私はできるだけ人を抜かしておきたかったので,止まらずに先に進んだ。
菊水山の急登の登り口でも普段なら少し止まったりするが,今回は止まらずに渋滞の列に並んでみた。
しかし,渋滞も意外と進むので,登りが不得意な私にはちょうどぐらいのペースだった。
菊水山でもチェックポイントの後も早く行くために,休憩せずにすぐに先に進んだ。
菊水山の下りも渋滞するかな?と思っていたが,それまでできるだけ止まらずに頑張ってきた効果があったみたいで,渋滞とまではいかなかった。
要所要所で抜かせた,というのもあるが,どうも立ち位置が早いグループに入ったみたいな感じだった。
天王吊橋から鍋蓋山にかけては,もうずっと続く渋滞はなく,断続的に固まって歩く感じになっていた。
そこでは少しずつペースが違う人がいると抜かしてもらったり抜かさせてもらったりして登った。
鍋蓋山の上でも休憩はせずに先に向かった。
この辺りに来るとかなり疲労感があったが,まだ少しだけ余裕があった。
鍋蓋山から太龍寺にかけても,少しアップダウンがあるが,まあまあのペースで先に進むことができていた。
太龍寺の駐車場ではコカコーラの人が直接ジュースを売っていた。
そこでジュースを補給して先に進んだ。
市ヶ原でも毎回トイレ休憩するが,パッと見たところ人が並んでいそうだったので,パスしようと思った。
しかし,摩耶山まで1時間半ぐらいかかるので,念の為にと思ってトイレに寄ると,意外と空いていて時間のロスはほとんどなかった。
市ヶ原から摩耶山までは今回で一番きつかった。
いつもキツイと思っているが,今回は結構太ももに疲れを感じていた。
どうも前日に六甲山に登ってぶらぶらしたのが効いていたのかなぁ?
前日は心置きなくジンギスカンパレスを通過できるように,ジンギスカンを食べに行ったのだった。
中腹から登って平らな山上域をぶらぶらしただけなのだが,それでも疲れは残るのかなぁ?
今回は多くの縦走者がいたので,適当に自分のペースに合う人を見つけては,引っ張っていってもらう感じで登った。
とても苦しい登りだったが,いいペースで登っていった人が途中で休憩してるのを見ると,なんとなく元気が出てきて,なんとか摩耶山を登ることができた。
摩耶山の上ではチェックポイントでチェックを受け,念願のホットレモンを頂いた。
あの時点でも甘味と酸味はとてもおいしかった。
なので,おかわりを一杯もらってしまった。
ペットボトルにもついでもらえるが,冷めるといまいちな気がしたのでもらうのは遠慮しておいた。
摩耶山掬星台では,出発して階段を下った先のトイレに寄った。
多少そっちのトイレの方がキレイな気がしたので。
その先,アゴニー坂とその先の歩道沿いはいつもの感じで歩けた。
自然の家の先から三国池下への登りでは,階段の先を見ずに下を向いて歩いてみた。
先を見ると「まだあんなにある」と落ち込んだり,逆に「もうあれだけだからがんばろう」として無理したりするので,
下を見て歩いて,気づいたら登りが終わっていた,作戦にしてみた。
今回はこの作戦がよかったみたいで,いつも程はしんどくなく三国池下にたどり着いた。
三国池下からは今回は車道沿いを進んだ。
公式マップでは三国岩まで行くが,全山縦走大会の時は車道沿いに行くように勧められている。
きっと住人が嫌がっているんだと思う。
その先は黙々と車道を歩いて六甲ガーデンテラスを目指した。
途中,六甲山郵便局の前で甘酒を飲ませてくれるので,一杯飲ませて頂いた。
なかなか暖かくておいしかった。
郵便局を出て記念碑台の交差点に着く頃に少し雨がぱらつきだした。
雨合羽を着ようかどうか迷うぐらいの降り方だった。
もっとひどければ合羽を着たと思うが,あまりに微妙だったので,ザックカバーだけしておいた。
結果的に最後まで雨合羽を着ることはなく歩けたので,ラッキーだったかもしれない。
その先も黙々と歩いて六甲ガーデンテラスに着いた。
六甲ガーデンテラスでトイレ休憩して,先に進んだ。
ジンギスカンパレスの前ではいつものようにいい匂いがしていたが,1日前に食べていたので,今回は余裕でパスできた。
ガーデンテラスから先はまず登山道で極楽茶屋跡へ向かう。
この辺りに来ると人はかなりまばらになっていた。
というか,鍋蓋山を過ぎた辺りからかなり人がバラけた感じがしていた。
やはり菊水山辺りからどちらかと言うと速めの位置につけていたみたいな感じだった。
掬星台でもほとんど休憩せずに出発したのも効いているかもしれないが…。
極楽茶屋跡からはいつもなら頑張って登山道を行くが,今回は車道沿いを歩いた。
今回はゴールすることが目標だったので,地図通りに行くのにはこだわらないことにした。
そのため,六甲最高峰もパスして先に進んだ。
その辺りから今年で5年連続で歩いている,という人と一緒になり,同じペースで進んだ。
一軒茶屋のチェックポイントでチェックを受けたのは午後3時すぎだった。
その時間だとヘッドライトのチェックはなかった。
この調子なら暗くなるまでに結構行けそう,と感じたので,そこからも気合を入れて頑張ってみた。
しかし,やはり東六甲縦走路分岐から先は長かった…。
東六甲縦走路に入ってからすぐの下りが続く区間で8人ぐらいの集団に追いついたが,その先なかなか抜かせなかった。
そのうち,逆に徐々に離されていってしまった。
特に水無山の登りや,28番標識手前とその直後の登りでぐいっと離されてしまった。
船坂峠への下りで少し距離を詰めたが,そこまでで疲れてしまったので,後ろの人に抜かしてもらって少しペースダウンして一人で大平山を目指した。
大平山に向かうところでも2箇所長めの登りがあるが,あの辺りはしんどかったなぁ…。
大平山で舗装林道を少し歩くが,その先は大谷乗越まで下るだけなので,徐々にペースを上げることができた。
時計を見ると午後4時半になっていなかったので,これはもしかしたら暗くなる前に塩尾寺に着けるかも,と考えて少しペースを上げてみた。
しかし,大谷乗越直前の下り階段で渋滞していた。
まぁ,あの下りはとても危険なのであのペースは仕方ないが…。
しかし,その後の区間で,その渋滞の原因となっていた集団がとても速かった。
先頭は女性が引っ張っていたが,もくもくとかなりのペースで歩いていた。
さすがにあの時間帯にあの区間をあのペースで歩ける人たちはそれなりに健脚みたいだった。
しんどかったが,かなりひっぱってもらえたように思う。
最後の最後にこのペースで先頭を歩けるなんてすごいなぁ,と思っていると,岩原山を越えた辺りで先頭から4人ほどが横に避けてしまった。
そこで集団の後ろについてもよかったのだが,つい速い方のグループに入ってしまった。
その場で集団の2番めになったが,この先頭の人がまたそれまでに輪をかけたように速かった。
多分先頭の人も後ろからぴったり付いて来る人間がいるので,ペースを落とせない感じだったと思う。
そのうち後ろの数人が遅れ始め,二人だけで歩く感じになった。
すると,先頭を歩いていた人がペースを落としてしまった。
そこで,時計を見ると16:50だった。
もう塩尾寺は近いので,17時ぐらいには塩尾寺に着けそうと気づいた。
さらに出発が5:33だったので,頑張れば12時間で歩ける,と気づいてしまった。
そうなると,もう最後だし,ほとんど登りはないので,歯を食いしばりながら一人ハイペースのままで頑張った。
走ってはいけない大会なので,走るまではいかないが,かなり早足で歩いた。
小走りに近いぐらいの早歩きだったと思う。
最後に鳥居のある丘を過ぎると塩尾寺に向かう下りになる。
この頃になるとランナーズ・ハイ(クライマーズ・ハイじゃない感じだった…)気味で,下りもがんがん下ってみた。
すると,東六甲縦走路に入った辺りで置いて行かれたグループの一つに追いついた。
やっぱり私は下りが得意やなぁ,と一人で納得していた。
そしてなんだかんだで,17時すぎに塩尾寺に着いた。
普通なら塩尾寺で多くの人が一服するところだが,その場にいた15人ほどはほとんど休憩なしに下り始めた。
やっぱり速い人達は違うんや,と変に納得しながら下った。
最終的に 17:24 に宝来橋南詰に着いた。
出発から12時間ぐらいだった。
栂尾山から須磨アルプス辺りの渋滞を考えると,まずまずのペースで歩けたと思う。
ゴールでそれまで何人ぐらいゴールしたかを聞くと,150人ぐらいかなぁ?と言われた。
参加者が 2000 人で,完走者が1400~1600人ぐらいとしても,まずまずのポジションでゴールできたみたい。
ゴールの後はナチュールスパ宝塚で汗を流した。
もっと混んでいるかと思ったが,言うほど混んでいなかった。
あの後の時間にもっと混みだすのかもしれない。
その後,宝塚駅前で甲子園大学の人たちが用意してくれた豚汁をもらった。
結構美味しかった。
その後,地下街の和食屋で,カツ丼と和牛のたたきとビールの晩飯を食べて帰った。
(他の写真やルート図はMatsup's Motorcycle Siteを見てくださいな)
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今回は最終的に12時間で六甲全山縦走路を歩けたが,これまでの単独での歩行と比べると,序盤の渋滞でほぼ30分程度余分に時間がかかったみたいだった。
しかし,今回は三国岩には行かなかったし,六甲ガーデンテラスから先で車道沿いを歩き,さらに六甲最高峰をパスする作戦にしたので,その分で30分ほど稼げたみたい。
その結果,単独で公式マップ通りに歩いた時とほぼおなじタイムになったみたい。
逆に言うと,これ以上速く行くには登りのペースを上げないといけないみたい。
ちなみに単独で歩いた際の記録は六甲全山縦走2015秋第1回にある。
(訂正)上記の URL に間違いがあったので訂正しておいた(2015/11/26, 22:08) 更に間違いがあったので訂正しておいた(2016/1/5)
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