忙しい時ほどほかの事をしたくなる。
で,ふとヤフーの映画の感想を見てみた。興味ない映画の評価を見てもおもしろくないので,硫黄島からの手紙の評価を見てみた。ざっと見ると★が4~5が多い。評価は高いようだ。で,★の少ないものを見てみた。
よくわからないのだが,みんな映画に何を期待しているのだろうか?ひどいのはポップコーンを食べながら観る映画じゃないというのがあった。戦争映画を観に行ってポップコーンか?
批判的なものの中で多かったのが史実と違うという点。残念ながら史実関係の本とか読んでないのでよくわからないが,高々2時間や3時間で全てを描くのは無理があると思う。それなりに創作して架空の人物とか入れてストーリーを作らないと仕方ないでしょ。そういう批判をする人たちの多くは硫黄島で死んで行った英霊に失礼と書かれておられる。しかし,その人たちが硫黄島がどんなものだったかを知ったのは,映画の公開の頃にテレビ局が放送したドキュメンタリーだったりする。あるいは父親達の星条旗だったりする。その後,本を読んでそれと違うからだめだそうである。むむむ?あんたらなんのおかげで史実を知ったの?それ以前から知っていて批判する人も多く見受けられたが,その人たちは映画が作られる前にどれだけ戦争の悲惨さを人に伝えていたのだろうか?
かと思うと,ストーリーがない,ってのもあった。ドキュメンタリータッチ過ぎると。あるいは戦闘シーンがむごすぎると。それは仕方ないでしょ。それが戦争だし,個人的にはもっともっとひどいものだったに違いないと思うなぁ。嫌なら戦争映画観なければいいのに。何故戦争が悲惨かというと,最前線に立たされる人間は死んで当然と考える上官が指揮するのが戦争で,最前線に送られた人は悲惨な目に遭わざるを得ない,ってところ。そういう意味だとプライベートライアンの最初のシーンは怖かったよなぁ。とにかく,人に感動を与えるのは結構ドキュメンタリーの方がよいと思う私からするとわからない意見だった。
いずれにせよ,確かに犬を殺すシーンは違ってもいいかなと思ったり,あの戦場に馬ってのもなんか違和感を感じたし,一人アメリカ兵を助けたのもどう?と思ったが,でも,ああいう映画をアメリカ人がハリウッドで作るってはすごいことだと思うなぁ。少なくともアメリカ人がアメリカ人に向けて作ったという視点からみるとかなりインパクトがあると思うなぁ。アカデミーは難しいと思うけど。 ほんとに硫黄島で亡くなった日本兵のことを想ったのはクリントだったと思うなぁ。そうじゃないと映画なんて作られへんやん。
一方日本人の監督が撮るべきだったという批判も多かった。アメリカ人には日本人の心がわからない,というものだった。今の日本人の監督が撮ってもわからない,という点では同じではないだろうか?当時の日本人の思想を理解してない,ってのもあった。少なくとも私自身当時の思想は理解してないが,天皇のためと言って死んだ思想はどんなもんよ?戦後価値観がコロッと変わったってことは,心底そこまで思っていた人はいなかったってことではないのか?それを「理解」して,映画に描いてどうするの?それは結局その思想を美化するだけで,映画の趣旨とは違うでしょ?それに幾ら口では天皇陛下万歳と言っていても多くの人は心の中では死にたくないって思ったと思うなぁ。
さて,人の作品を批判するのは簡単なので,私の批評に対する批判も他の人の映画に対する批判と変わらない。なので,感想のページに投稿する気もなく,ここにこっそり書いている(根性ないなぁ~)。しかし,人を批評するってのはそれなりに相手に対する敬意が必要だと思うなぁ。さすがに多くのプロの批評家はバッシングの可能性があるので,あまりひどいことを書かないが,ネット上の書き込みはひどいのが多いなぁ。なぜだろう?やはり罰がないからだろうか?匿名性ってやつか?
さて,私の文章はどうでしょう?あまり偉そうな事はいえないよな,きっと。