この間の週末は台風が近づいていたので家にいた。でも暇だったのでDVDのレンタルをしようと思ってレンタル屋に行ってみた。特にこれを借りたい,というのはなかったが,折角なのでなにか借りてみようと思った。その時,ふと目に入ったのがゴールデンスランバーだった。タイトルを見て,手にとってみたくなった。そして主演が堺雅人氏というので気になった。それ以上はあまり気にせずに借りることにしてみた。
見た感想はというと意外と面白かった。「意外」と書くと怒られるかもしれないが,全く予備知識なしで見たので「意に反して」という意味で「意外」に面白かった。あらすじ等は検索してみて欲しいが,設定なども結構面白かった。原作は伊坂幸太郎氏というのも映画を見てから知った。伊坂幸太郎氏というと重力ピエロの文庫本を読んだことがある。なかなかおもしろい作品を書く作家という印象がある。映画を見る限り,ゴールデンスランバーもなかなかおもしろい作品だろうと思うが原作は読んでいない。
映画に戻ると,キャストがこれまた意外だった。主要なメンバーの堺雅人,竹内結子,吉岡秀隆,劇団ひとり,や,追いかける側の香川照之,キルオの濱田岳あたりは素直に受け取れたが,永島敏行がショットガンを撃ちまくる怪しげな役なのが驚いた。他にも柄本明,ベンガル,大森南朋,貫地谷しほり,相武紗季,石丸謙二郎,でんでん,木下隆行(TKO),山口良一,木内みどり,伊東四朗,竜雷太とそうそうたるメンバーが入っていた。かなり頑張って作ってある映画なのに,実は全然知らなかった。うーん,映画に対するアンテナが鈍っていたにしても,なんで知らなかったのでしょう???
メンバーがメンバーだけに,皆さんの演技は当然しっかりしていた。どこかの下手くそなアイドルを使っていないのでそういう意味ではとても安心して見れる映画だった(若干気になる人もいないことはなかったが…)。結末はハリウッドの映画と違って,戦ったりせずにうまく逃げたねぇ,という感じだった。意外といえば意外だったが,そういう風に終わらせるかぁ,という風に受け取った。
やたら特撮とかを駆使しまくってお金かけて作ったハリウッドの大作とは違ういい味を出してると思った。昔のフランス映画を彷彿とさせる感じだった。久々にいい拾い物をした感じ。
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