2010年5月29日に,国道371号線のリベンジと南海高野線の駅に行く,という計画で走りに行った。出発は少し遅めの午前5時。まずは河内長野の国道170号線から国道371号線が分岐している交差点を目指す。前回は河内長野の街中からだったが,今回はバイパスを走る。バイパスは河内長野の市街地を避け,高架も使って南に向かう。少し行くと,旧道と合流する。旧道と合流してすぐに,またバイパスと分かれる。こっちは前回バイパスを走ったので,今回は旧道を走った。やっぱり旧道は狭い感じがした。そのまま橋本に行こうと紀見トンネルを越えたが,ふと,紀見峠を見たいと思い,紀見トンネルを引き返した。紀見峠への道はまあまあ走りやすかった。紀見峠に集落があるからかもしれない。その後は,国道371号線を進んだが,橋本市街でも国道371号線の旧道を走った。旧道は途中1.5車線の所もあった。国道24号線に出てからは,国道370号線で紀ノ川を渡った。国道371号線も以前はこちらのルートで紀ノ川を越えていた。今回はそのまま九度山まで行き高野山を目指したが,国道370号線で紀ノ川を渡ったところの標識には,ちゃんと国道371号線の記述があった。しかし,前回反対側から国道371号線を走ってきた時には国道371号線を示す表示が全然なかった。以前は国道371号線も国道370号線の橋を渡っていたため,そうなっているみたい。
その後,九度山から高野山を目指したが,途中,気になって南海高野線の紀伊細川駅と紀伊神谷駅,極楽橋駅を訪れてみることにした。紀伊細川駅に行くには,九度山から高野山に登る国道370号線を登っていく。途中の高野下駅や下古沢駅,上古沢駅も気になったが,今回は紀伊細川駅から先を目指した。国道370号線は古沢小学校を越えた辺りから高度を上げ始める。そのまま花坂の交差点まで行くのだが,途中で左折して下に下がる分岐がある。目印としては「八坂神社参道」という看板が立ててある。そこを下がると谷沿いまで下りた後,細川の集落に向かう。紀伊細川駅は,高野山に登る道の途中から左上に分岐している。道はかなり急な上りで,舗装はコンクリート舗装だった。 Uターンできるか不安だったが,あまり考えずに突入してみた。紀伊細川駅はその道を登りきった先にあった。トンネルに挟まれた狭いところに駅があった。駅は有人で自動改札もあったが,切符の自動販売機はなかった。ホームは2線あり,列車の交換ができる駅だった。たまたま橋本行きの電車が来たので,なんとなくラッキーな気になった。 次は紀伊神谷駅を目指した。紀伊細川から紀伊神谷へは,一度元の道に戻り,高野山の方を目指す。途中で神谷は左へという標識があり,その道を登っていく。今回は,高野山,極楽橋駅へ直接行く道は崩落のため通行止めだったので,高野山に登る人も紀伊神谷駅のそばを通って登らないといけなかった。紀伊神谷駅も前後がトンネルに挟まれた駅だった。ホームは島状の2線あり,ここでも列車の交換が可能となっていた。紀伊細川も紀伊神谷もかなりの秘境度だった。しかし紀伊神谷駅も有人で,自動改札機があった。券売機はなかったが…。 紀伊神谷駅から極楽橋駅に向かったが,そのためにはそこからコンクリート舗装の急坂を上る。その先に神谷の集落があるみたいだったが,高野山へは右折して適当に走った。すると,少し舗装がいい道に出た。どうやら,鶯谷を通って神谷の集落に行く道らしかった。そこから右に分岐して極楽橋駅に行く道があった。道には「通行止め」と書いてあった。どうやらこの道が細川の集落から直接登ってくる道のようだった。通行止めでも極楽橋駅までは行けるとのことだったので,行ってみた。極楽橋駅は山の中にあった。まわりには駅以外何もない感じだった。駅としては高野山へのケーブルカーへの乗換駅なので,それなりに大きかったが,極楽橋駅で外に出る人がほとんどいないみたいで,改札はとても狭く,最初は作業用の通路かと思ってしまった。当然のように切符の自動販売機はなかったが,自動改札はあった。さすが関西の私鉄!!駅はホームが4本あり,まあまあ大きな駅だった。ただ,改札の外を見ると,とても秘境駅だった。
その後,国道371号線のリベンジを果たすべく高野山を目指した。極楽橋駅からは鶯谷を走る林道で山内を目指す。すぐ着くと思ったら意外と遠かった。しかし気づいたら高野山中学のそばにでた。そこからは高野山の山内になる。前回国道371号線の旧道で相ノ浦の集落を抜け,瀬ノ谷林道を登って方峠で高野龍神スカイラインに登ったので,今回は高野龍神スカイラインで方峠まで行き,そこから瀬ノ谷林道を下って国道371号線の旧道に出て,そこから前回の続きで箕峠を目指した。高野龍神スカイラインは快適だったが,かなりの数のバイクが走っていた。無料開放されたバイクの数が増えたような気もするなぁ。方峠からは瀬ノ谷林道を下り,国道371号線で花園中南を目指した。道はまあまあで,途中すごく改良された区間もあったので,あっという間に中南に着いた。中南で,国道371号線は途切れている。以前は箕峠に登る林道が国道371号線に指定されていたが,現在は林道区間は国道指定を解除されているらしい。でも,高野山から中南までは国道371号線のままみたいで,結果国道371号線は尻切れトンボになっている。なんか不思議な国道である。高野龍神スカイラインから下りてきた時に見える標識を見ると,まあまあ新しい感じがするのに堂々と国道371号線の表示があったので,やはりここから北は国道371号線らしい。うーん,なんで尻切れトンボのままなんやろ??
中南の交差点で少し休憩してから箕峠を目指した。途中,林道井出の谷線の分岐があった。標識にはどちらに行っても高野龍神スカイラインと書いてあり,迷ってしまった。しかし井出の谷線は通行止めの表示があり,通行止めの表示がない方が箕峠への上りだった。箕峠への道は国道指定が解除されているためか,路面が結構傷んでいた。それでも落ち葉や小石があまりなかったので,あっという間に箕峠まで到着した。これでなんとか前回のリベンジができた。箕峠から龍神に行く作戦もあったが,今回は野迫川村を走ってみることにした。平家維盛歴史の里というのも気になったので…。高野龍神スカイラインから林道を下り,野迫川村の中心部の上垣内を目指した。途中から道は県道733号線になる。上垣内近くは改良されていたが,それまでは狭い道を延々と走った。途中で,平家維盛歴史の里に寄ったが,維盛塚以外は何もない感じだった。野迫川村の中心部からは,東に向かう県道734号線走ってみた。この道はあまり交通量がないみたいで,険道というのがふさわしい道だった。落ち葉,小石,水がいっぱいあり,かなり気を遣って走っていった。なんとか走りきって,大塔村宇井に着いた時にはさすがにほっとした。宇井は以前国道168号線が崩落した現場に近く,県道734号線は宇井から辻堂まで迂回路となっていた。せっかくなので宇井で国道168号線にでずに,辻堂まで県道734号線で行った。下から崩落現場を見たかったしね。辻堂から先は普通に国道168号線を走り,道の駅吉野路大塔で休憩した。その先で,天辻峠の旧道を走ってみたかったが,あまりの道の悪さにやめておいた。ネット見ると旧天辻トンネルの北側はダートっぽかったので,行かなくて正解だった。その後,五條市城戸から県道20号線を走り,下市に出て,吉野の平宗本店で柿の葉寿司を食べて帰った。
今回は国道371号線のリベンジが目的だったが,南海高野線の駅もなかなかの秘境駅で,少し儲かった気分。帰りに国道168号線の迂回路的な県道20号線も確認できたし,意外と収穫の多いツーリングだった。
もっと写真をみたい人はMatsup's Motorcycleを見てください。
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