これは今月の話。と言っても,先月の話の続きなのだが…。
今月のはじめ,山に登った。登ったと言っても自分の足で登ったのではなく,電車に連れてあがってもらったのだが…。
それでも高度 3400 m 以上まで連れて行ってくれたので,とても優秀な電車達だった。
で,そこから見えたのは雄大な氷河や,高い山々だった。
確か名前は Mönch とか Eiger とか Jungfrau って名前だったと思う…。
Sphynx という名の展望台からは Mönch に手が届きそうなぐらい近くに見えた。
しかし,それは誰でも普通に行ける場所。お金さえ出せば意図も簡単にたどり着くことができる場所だった。
定番のスポットを見た後,いきなり高山に行ったにもかかわらず,思わず雪の上(氷河の上?)を歩ける場所があったので歩いてみた。
目的地は Mönchesjoch ヒュッテという場所。どうやらレストハウスがあるらしい。
そこまでは電車の駅から40〜50分という感じ。
折角だから行ってみたいと思ってしまった。
ということで,無謀にもいきなり歩き始めてみた。
周りを見るとしっかりした登山靴を履いて,大きなリュックをもった人ばかりだったのだが…。
とりあえず息も絶え絶えにゆっくりを雪道を歩いていくと,1機の飛行機が氷河の上に停まっていた。
そこまでは歩き出して30分以上経っていたと思う。
何かなぁ?と思って近づくと,どうやら氷河などの上の遊覧飛行をしてくれるみたいだった。
コースによって値段は違っていたが,一番短いコースで 60 CHF だった。それって 8000 円ぐらいかな?
2番めでも 70 CHF ぐらいだった。
値段表を見ているとおじさんが「10分ほど時間があるなら乗らないか?」と言ってきた。
その日は見渡す限り雲ひとつ見えない快晴だった。
大昔一度来たことがあるが,その時は雲の隙間から Mönch を見た。
それに比べるとこんなに晴れていていいのか?というぐらい晴れていた。
となると,乗らないわけにはいかない。
ほとんど二つ返事で遊覧飛行に行くことにした。
小さな飛行機で,かつ,滑走路は雪の上だった。
でも,乗ってよかった。
Aletsch 氷河の上を飛び,マッターホルンやモンブランを遠くに眺め,Eiger の南壁と北壁を見て,
Sphynx 展望台を眼下に見下ろし,Jungfrau を間近に見ることができた。
Grindelward や Kleine Scheidegg もきれいに見えた。
なんという幸運!と感謝した。
皆さんももし Jungfraujoch を訪れた際に天候が良ければ,是非 Mönchesjoch 目指して歩いて,
あの飛行機(Gletscherflüge)に乗ってみて欲しい。
あの景色は一見の価値があると思うから。
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