なんかトラブル続きの夏の祭典

テレビをつけると連日やっているのは夏のスポーツの祭典の話題。お家芸と言われる柔道がなかなか金メダルが取れず，体操も男子団体はミスが続いて銀。それも内村の演技に関する採点に対して抗議してなんとか銀にしてもらったとか…。

そういえば，今回は審判受難の大会のような気がする。柔道の試合の判定で，3人の審判が下した判定をジュリーとか呼ばれる審判委員がひっくりかえさせた，というのがあった。ちゃんと見なおすと明らかなミスらしいのだが，一人じゃなくて3人とも判定がおかしい，ってどういうことなんやろ？それって審判のレベルが低すぎるってこと？？？あるいは審判が賄賂でももらっていたのか？？と疑ってしまう。サッカーの試合などでも審判によっていい試合になるような試合であっても，クソ試合になってしまうから，審判はとても大切なのだが，どうもサッカーでも素人が見ても明らかに下手くそな審判が多くなってきたように思う。たぶん，プロの選手などは活躍すると大金をもらえるけど，審判には名誉しかない，っても関係してるかも，と邪推してしまう…。でもまぁ，どうみてもおかしい審判にはなんらかのペナルティがあってしかるべきだと思うので，今回の件はある意味仕方ないのかも，しれない。

しかし，なんでそんなレベルの低い審判を起用するのかねぇ？そもそもそこが問題点なのかもしれない。

また，女子バドミントン・ペアで4組8人が失格になるという事態も起こってる…。どうやら，予選リーグ（今回導入されたらしい）の順位を操作するためにわざと負けようとして，それが怒られる原因になったみたい。試合の途中で審判がもっとまじめにやれ，みたいにクレームをつけたらしいのだが，それでも直さずにそのままやったみたい（最後は推測）。それによって無気力試合をした，ということで失格にされてしまったらしい…。

そもそもそういう試合をした理由は，決勝トーナメントでいきなり自国のチームと対戦したくなかったとか，自国のチームと別のブロックに入りたかった，というのが理由みたい。まぁ，わからんことはないけど，試合のやり方があまりにもあからさま，ということで失格にされたみたいやねぇ。バドミントン連盟（正式名称かどうかは知らないが…）にしてみたら，バカにされた，って感じたんやろねぇ…。

一方で，女子サッカーのなでしこジャパンが，予選リーグの3試合目で南アフリカに勝ちにいかずに，リーグ2位狙いの指示をした，というのが一部で問題になってるみたい。その試合自体を見てないからなんとも言い切れないけど，まず，監督しては2位の方がトーナメントでの移動が少なくていい，という判断はあったんだと思う。さらに，すでに決勝トーナメント進出が決まっているから，それまで控えに回っていた選手を多く起用したい，というのもあったと思う。そうなるとさすがにレギュラー陣よりは攻撃力も落ちるから，なかなか勝てなくなる，ということはあるかもしれない。ただ，試合後に佐々木監督が後半の後半に2位狙いでいけ，と指示した，と公言したので，いろいろ物議をかもしているみたい。まぁ，バドミントンと違って，違う選手を起用したりするので，その選手にしてみたらいいアピール場所になるから，あからさまな2位狙いの試合とはちょっと違ってくると思う。また，佐々木監督も指示を出したのは後半の後半，と言っているから，その時点で無理して勝ちを狙わなくてもいい，って言うのはしごく当然のような気がする。

これまた推測になるが，どうも佐々木監督はリップ・サービスでジョークとして発言したような気もするなぁ。あるいは，選手がどうこう言われないように，わざと自分が悪い人になろうとしただけ，かもしれない。ま，どこの世界でも監督とか指導者ってのは大変やわ。そう思うと，佐々木監督はかなりいい監督なんじゃないかなぁ？って思うなぁ。