須磨浦公園(7:24)→旗振山(7:58)→高倉台(8:24)→横尾山頂(9:07)→妙法寺小学校(9:57)→高取山頂(10:50)→高取山下(11:12)→鵯越駅(11:50)
→菊水山(13:18, 13:41発)→天王吊橋(14:05)→鍋蓋山(14:40)→市ヶ原(15:25, 15:30発)→摩耶山(17:02)→阪急六甲駅(18:30)(今回も遅い…)
2014年9月22日(月)に代休が取れたので,再び六甲山を歩いてみた。
今回は11月の六甲全山縦走計画の練習の一環として,須磨浦公園の始点から歩いてみた。
前回,鵯越駅から摩耶山までの縦走路の一番の難所と言われるコースを歩けることがわかったので,
今回は始点である須磨浦公園から歩き出し,行けるところまで行ってみようと思った。
とりあえず最低でも鵯越駅,できれば市ヶ原,さらに行けそうなら摩耶山まで行きたいと思って出発した。
出発は須磨浦公園。できるだけ早くに出発したかったので,JR で須磨駅まで行き,
須磨駅から須磨浦公園駅まで山陽電鉄に乗った。
JR で始発を逃していたので,須磨浦公園出発は午前7時半頃になってしまった。
須磨浦公園からは,鉢伏山,旗振山,鉄拐山,おらが山(高倉山)と歩いて,高倉台に下りる。
標高も言うほどないので足慣らし区間なのだが,先週の疲れなのか,はたまた鍛えが足りないのかわからないが,
気温は言うほど高くないのに歩き出した途端に汗が噴き出してきた。
それでも比較的余裕を持って,おらが山まで辿り着き,高倉台に下りた。
途中,鉢伏山と鉄拐山の山頂には行かないでおいた。
まだまだ先が長いので,できるだけ楽に行こうと思ったからだった。
高倉台では,当日から営業時間が午前8時からになったピーコックストアに寄り,飲物を補充しておいた。
まだ気温が高いので,飲物をある程度以上持ってないと苦しくなるので,頑張って持って歩くことにした。
高倉台からは長い階段を登って栂尾山に向かう。
噂では400段あるらしいが,数えるのはやめておいた。
階段の後,山道を登ってすぐに栂尾山山頂に着いた。
そこからしばし歩くと横尾山頂があり,その先に須磨アルプスがある。
須磨アルプスは風化しやすい花崗岩(?)の地形が風化して,険しい登山道になっている区間である。
距離は短いが意外と危険ゾーンとなっている。
須磨アルプスを過ぎると,一回登るがすぐに横尾の住宅地に下り,さらに妙法寺へと向かう。
妙法寺から車道を少し歩いてから,高取山への登山道に入る。
高取山には高取神社,荒熊神社があり,表からは比較的歩きやすい登山道があるが,裏からは意外と厳しい登山道だった。
比較的急な登りのつづら折りが延々と続く感じがした。
この頃になると,足にも疲れが出始めていたので,途中で椅子に座って5分ほど休憩してしまった。
まだまだ鍛え方が足りないなぁ,と感じてしまった。
急な登りを登っていくと,気づくと荒熊神社下についていた。
そこから,尾根を歩いて高取神社下まで行き,しばし高取神社参道を下る。
途中,茶屋が数件あり,寒い時にはおでんを食べれるらしい。
高取山にある公園脇から縦走路は丸山の市街地に向け下っていく。
下りは大したことはなく,すぐに住宅地に入る。
そこから鵯越駅までは住宅地の中のアスファルト道を歩くが,これが意外とキツかった。
特に神戸電鉄をくぐる辺りは延々と登りが続き,市街地コースのはずなのにめっちゃ疲れてしまった。
山の斜面にある住宅地で,普通の道路でもかなりきつい。
普段からこんな所に住んでいたら足腰が鍛えられると思った。
鵯越駅からは前回と同じルートに入るが,丸山の市街地で疲れてしまったので,鵯越駅そばの公園でしばし休憩してしまった。
そこから頑張って菊水山に挑戦した。
菊水山に行くには,登山道と車道を使い,山を迂回する形で石井ダム近くま行く。
そこで神戸電鉄の上に出るとやがて菊水山へのきつい登りになる。
前回は出発してすぐの菊水山の登りで足が疲れてしまい,その後はすごく厳しい行程となってしまった。
今回はすでに須磨浦公園から歩いてきて,さらに丸山の市街地で足が疲れているので,それなりに登りは厳しそうだった。
最後の急斜面の登りの前に休憩場所があるのだが,今回はその休憩場所で10分ぐらい休んで次に備えた。
この備えが効いたのかどうかわからないが,今回は菊水山の登りの途中で止まる回数が前回よりも格段に少なかった。
それで少し全山縦走に希望が見えてきた。
それでも菊水山山頂に着いた時にはヘロヘロで,山頂で昼食がてらしば~らく休憩した。
菊水山で長めの休憩を取った後,頑張って鍋蓋山を目指した。
菊水山から鍋蓋山までは,一度天王吊橋まで下り,その先で厳しい登り返しがある。
前回はこの登り返しがすごく辛くて,摩耶山までは行けそうにないかも,と不安になった場所だった。
しかし,今回は一歩一歩ゆっくりしたペースだったが,ほとんど止まらずに上まで行けた。
足も思ったよりも動いてくれた。
これって先週登って足に少し筋肉がついたためだろうか?
前回は鍋蓋山の上で昼食だったが,今回は菊水山の上で食べていたので,鍋蓋山の上ではあまり休憩せずにさっさと市ヶ原に向かった。
この頃には,もしかしたら今日も摩耶山に登れるかも,と思い始めていた。
鍋蓋山から市ヶ原まではほんの少し登りがあるが,基本的に下る一方である。
途中,大龍寺前を歩くが,そこには自動販売機がある広場があり,休憩場所としてよさげであった。
今回,そこの自動販売機で冷たい水を買いたいと思っていたのだが,
実際に大龍寺前に行ってみると,水やお茶,スポーツドリンクの類はほとんど売り切れだった。
全然使い物にならへんやん!と思ってしまった。
仕方ないので,そのまま市ヶ原に下ることにした。
大龍寺から市ヶ原までは車道を下る。
ある程度の急な車道は下手な登山道よりもきついかもしれない。
でも,そこがルートなので,なんとか我慢して歩いて下った。
市ヶ原では若い人たちがバーベキューをしていた。
市ヶ原でバーベキューってどうなんやろ?といつも思ってしまう。
なんか自分たちだけがよければそれでいい,みたいな感じがして好きになれないなぁ。
市ヶ原の櫻茶屋そばの公衆トイレで休憩した後,摩耶山に向かった。
午後の後半になり始めていて,下手すると摩耶山頂が5時半や6時になるかも,と思ったが,
鍋蓋山への登りの感触で行けそう,と思ったので摩耶山を目指してみた。
途中,市ヶ原で子供のイノシシに出会った。
一瞬目があい,やばいかも,と思ったが,無視して歩き出すと,向こうも気にせずに違う方に行った。
あのイノシシは人間になついてはいなかったが,ある程度人間慣れしている感じだった。
市ヶ原から摩耶山までは,トゥエンティトレイルとの分岐から一度ぐいっと登り,ハーブ園への分岐に辿り着く。
その先は稲妻坂と呼ばれる区間であり,比較的急な登りが続く。
ここでも鍋蓋山と同様に,一歩一歩はとてもゆっくりだが,ほとんど止まらずに進めたので,結果として前回よりも早く登れた。
稲妻坂の終わりには,旧摩耶道である学校林道との分岐がある。
そこまで来ると登りは一段落して尾根伝いに進む天狗道となる。
天狗道は途中,一度激しく登って下る場所がある。
それ以外もアップダウンはあるが,言うほど厳しくはない。
そして黒岩尾根・地蔵谷への分岐を過ぎると,ゴロゴロ坂という最後の登りになる。
ここもそれなりに激しいが,最後の方で比較的きれいな階段がでてくると,いよいよ摩耶山に到着となる。
結局今回は市ヶ原から摩耶山まで1時間半ほどで登ってこれた。
前回の2時間かかったのに比べると格段の進歩である。
掬星台の上は風が強かった。台風が台湾沖縄付近に来ているらしく,その影響かもしれなかった。
到着した時点で午後5時だったので,暗くならないうちにと思い,すぐに下ることにした。
摩耶山のロープウェーを使っても良かったが,折角なので歩いて下りることにした。
前回はロープウェーにそうようなルートである上野道を下ったが,今回は山寺尾根を下ってみた。
どのコースを使っても,標高 690 m から一気に標高 100 m 程度まで下るので,ルートはかなり急だった。
山寺尾根も摩耶山頂から最初は一気に下る。
その後,一回少しだけ登る所があったが,基本的に急な下りが続く区間だった。
すでに 30 km 以上歩いていある足にはとてもこたえた。
住宅地まで下るのに1時間ほどかかり,終わる頃には周りはかなり薄暗くなっていた。
山の中の最後の区間では,念のためにヘッドライトを点けて下るぐらい薄暗かった。
住宅地からは2番のバスが走る道まで下り,少し東に歩いて阪急六甲駅まで歩いた。
阪急六甲に着いたら18時半ごろだった。
なんと,11時間も歩いてしまった。
電車の中ではあまりに足がだるいのでずっとストレッチをしていた。
平日だったので,帰宅する人々にしたら何してるの?という感じだったかもしれない…。
今回は予想外に須磨浦公園から摩耶山まで歩くことができた。
当初は市ヶ原まで行ければ御の字だと思っていたので,摩耶山まで歩けたのはすごい収穫だった。
もう少しだけ速くあるければ,全山縦走路も夢ではないと思えてきた。
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