2015年6月22日月曜日

京都一周トレイル北山西部~西山コースに挑戦してみた

二ノ瀬駅(6:40)→夜泣峠(7:10)→向山(7:25)→洛北発電所(7:58)→氷室神社(8:58)→氷室分れ(9:18)→山の家はせがわ前(9:24)→氷室分れ(9:30) →京見峠(9:34)→京見山荘前(9:50)→沢ノ池北端(10:18)→高雄白雲橋(11:06)→高雄橋(11:18)→清滝(12:02)→落合(12:34)→六丁峠(12:57) →鳥居本(13:08)→トロッコ嵐山駅(13:31)→阪急嵐山駅(14:06)→松尾山山頂(14:48)→西山51番標識(15:31)→上桂駅(16:01)
-----------------------------------
 一週間前に引き続き,2015年6月20日(土)に京都一周トレイルの北山西部コースから西山コースを歩いた。 雨が心配だったが,午後に少しだけぱらついた程度でほとんど雨には遭わなかった。 出発は先週の終点の叡山電鉄二ノ瀬駅にした。 朝,早めの電車で二ノ瀬駅に向かい,そこから前回の続きを歩いた。 二ノ瀬駅から北に向かい,踏切を越えて夜泣峠へ向かった。 その区間は比較的傾斜がきつく,先週の疲れが残る足にはきつかった。 それでも朝一番だったので,ゆっくりだがまずまずのペースで夜泣峠から向山に辿り着いた。 向山山頂からはアップダウンもあまりなくのんびりと歩けた。 北山52-3番標識を過ぎた辺りから下り初め,少し歩くと山幸橋近くの洛北発電所横に出た。

 そこから県道を渡って盗人谷から氷室に向かうが,洛北発電所近くの県道に出た所で, すごく大きなスズメバチに遭遇した。 一匹だったので,警戒行動だと思うが,それにしても大きかった。 山の中で遭遇する普通のハチに比べると,羽音が低音で,いかにも大きそうに感じた。 長さは6cm以上あったかもしれないが,怖くてあまりはっきりと見れなかった。 その後,しばらくついてきたので,あの近くに巣があるかもしれない,と思った。

 山幸橋付近から盗人谷を抜けて氷室までもまあまあの傾斜が続くが, 今回は意外と楽に登れた。 歩き始めてからある程度時間が経って,体が動くようになったからかもしれない。 氷室は意外と小さな集落だった。 その昔,夏場に朝廷に献上する氷を保存しておく氷室跡があるらしいが,今回はパスしておいた。 そこから,舗装路を歩いて氷室神社の横を通り,京見峠に向かった。

 京見峠手前の氷室分れの交差点から京都一周トレイルコースは二手に分かれる。 一方は京見峠を通る従来からのルートであり,もう一方はトイレを貸してもらえるというレストラン山の家はせがわを経由するルートである。 今回は,レストランはせがわまで行き,コーヒーでも飲んで一服しようと思い,はせがわ経由の道をたどってみた。 しかし,時刻が 9:30 前で,10:30 の開店より早すぎたので,諦めて通過した。 そうなると,折角なので従来のコースを歩きたくなり,氷室分れまで引き返してから従来のコースをたどることにした。 従来のコースは,京見峠の先や北山69番標識過ぎで展望が良いので気持ちよく歩けるコースだった。

 北山70番標識でレストラン山の家はせがわからのコースと合流した。 そこには京見山荘があった。 あれって避難小屋なのかなぁ? そこからアップダウンが少ないコースをたどり,74番標識から少し下ると75番標識で東海自然歩道と一度合流した。 京見峠からこの75番標識付近まで(より正確にはすぐ近くの76番標識まで)は,秋の松茸シーズンには通行止めとなり,千束まで下る迂回路を歩かないといけないらしい。 76番標識から少し明るい場所を歩くと,その先で沢ノ池への舗装林道に合流する。 そこから沢ノ池の東縁を歩き,ハイキングコースに沿って高雄へと向かう。 沢ノ池の南端から一瞬登るが,それ以外はほぼ下りのコースであり,比較的順調に進むことができた。 ただし,北山84番標識から85番標識にかけては,雨水で彫り込まれたような荒れた道を下らないといけなかった。

 北山85番標識から林道をたらたら下るとやがて高雄の白雲橋そばに出た。 そこから神護寺の下まで行き,清滝川に沿って清滝まで歩いた。 その区間は基本的に川沿いを行く。 ところどころ岩場を越えないといけなかった。 大した岩場ではなかったが,雨の後で岩が濡れていて,滑りそうで気を遣いながら歩いた。 最後に深い淵の手前で川から離れると北山92番標識があり,さらにその先の93番標識で月輪寺への道に合流した。 そこから舗装道路を歩くとすぐに清滝の愛宕山登山口に着いた。 そこに京都一周トレイル北山西部コースの最終の北山94番標識があり,その先は西山コースとなる。

 北山94番標識付近の橋を渡った先にあるトイレに寄ってから,北山94番標識まで戻ってから西山コースに入っていった。 西山コースは清滝から川沿いを下って落合まで行く。 その区間は比較的険しいコースだった。 特に今回は雨上がりということもあり,濡れた岩も多く滑りやすそうでとても気を遣った。 しかし,距離はあまり長くないので,気づいたら落合まで辿り着いていた。 落合からは清滝川と桂川の合流点が見える展望所までの盲腸区間がある。 落合のそばの赤い橋を渡り,トンネルを越えると,その近くで川を見下ろせる。 岩場で手すりもないので気をつけないといけないが,なかなかの眺めだった。

 落合に戻り,次は嵐山を目指した。 落合から六丁峠までは県道のヘアピンコーナーが続く道を登る。 これが結構しんどかった。 六丁峠から下ると鳥居本に着く。 そこには愛宕神社の鳥居があり,その先はバリバリの観光地の中を歩く。 鳥居本から二尊院前,常寂光寺前と歩き,トロッコ嵐山駅前から大河内山荘前を歩いて,嵐山公園を通る。 嵐山公園では頂上展望台そばを通って,桂川沿いに出て,渡月橋を渡って阪急嵐山駅前に向かう。 この区間は,土曜日ということもあり,観光客が多く,それだけで疲れてしまった。 阪急嵐山駅そばのコンビニで鳥の空揚げの串を食べてから,最後の松尾山の区間に向かった。

 今回は最後に松尾山の区間だけなのだが,これがめちゃめちゃしんどかった。 距離にすると 5km もないみたいなのだが,それまで 30km 程度歩いてきた足には結構こたえた。 最近鍛え方が足りないのか,はたまたコースが厳しいのか…。 松尾山は意外と高度があり,実質 200m ほど登らないといけない。 もう少しでゴールというのだけを心の支えにして,ちんたら登っていった。 その頃には日差しも差してきて,暑かったのもこたえたのかもしれない。 なんとか松尾山の上に登り,山頂まで行くループ状コースを歩いた。 途中,嵐山を見下ろせる場所があり,気持ちよかった。

 松尾山山頂からは2個ほどコブを越えないといけない。 これがまた結構急で,最後の最後,西山42番標識の後に急な登りがあり,ほんとしんどかった。 そこを過ぎるとほぼ平らになり,45番標識を過ぎるとだらだらと下り始める。 やがて下りが急になり,右に左に曲がっていると気づいたら舗装林道に出た。 そこが西山51番標識の地点であり,現在の西山コースの山道区間の終点となっている。 そこから苔寺,竹寺の前を通り,東へ向かうと阪急上桂駅にたどり着く。 現在は上桂駅が西山コースの終点となっているが,標識は山道が終わる 51番標識以降は設置されていない。 もしかしたら将来的に南にコースを伸ばすかもしれない。

 今日は 35 km 以上歩いた。 先週の疲れが残っているからか,距離の割にはしんどかった。 六甲全山縦走に比べれば距離も累積標高も少ないはずなのに,おかしいなぁ…。 しかし,これで京都一周トレイルのメインの部分は歩いた。 後は東山コースの伏見稲荷〜銀閣寺道の間を歩けば京都一周トレイルを踏破できる。 いつ行けるかなぁ??? (もっと写真を見たい人はMatsup's Motorcycle Siteを見てくださいな)

0 件のコメント :