屯鶴峯(5:20)→二上山(6:34)→鹿谷寺跡分岐(6:54)→竹内峠(7:02)→平石峠(7:39)→岩橋山(8:19)→葛城山(10:00, 10:07発)→水越峠(10:50)
→金剛山一の鳥居(12:28)→伏見峠(12:47)→久留野峠(13:10)→高谷山(13:36)→千早峠(13:57)→神福山(14:10)→金剛TN(14:18)→行者杉(14:37)
→杉尾峠(14:53)→タンボ山(15:06)→西の行者(15:21)→山ノ神(15:53)→ダイトレ紀見峠(16:08)→南海紀見峠駅(16:40)
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一度歩いてみたいと思っていたダイヤモンドトレールを歩いてみた。
できれば一気に最後まで行きたいと思っていが,私の今の脚力では無理だった。
なんとか起点の屯鶴峯から紀見峠にたどり着いた時点で終了となってしまった。
出発は午前5時半。
屯鶴峯から二上山に向かった。
多くの人は竹内峠から登っているみたいだが,折角なので起点から歩きたかった。
しかし,これがしんどかった。
二上山までは言うほど標高はないが,なんで?というぐらいアップダウンがあった。
それもいちいち急な斜面で,なんでここを登らないとあかんの?という道だった。
一週間前の八経ヶ岳の疲れが残っているのかもしれないが,
二上山だけですでにある程度疲れてしまった…。
二上山を下りると次は竹内峠から平石峠,岩橋山を経由して葛城山に向かうが,ここもかなりしんどかった。
これでもか,という感じで階段登りがあり,ぼこぼこにされてしまった。
特に岩橋山の前後とその後の岩橋峠からの登り返しはしんどかった。
やはり標高がある葛城山まで上るのはそれなりに足に負担がかかる登山だった。
それでもなんとか葛城山まで登った。
その時点でかなり疲れていたが,まだ10時だったのでまだまだ先に行けそうな感じだった。
そこで開店前の白樺食堂のテラスでおにぎりを食べ,トイレに寄ってから次の金剛山を目指した。
金剛山からはつつじ園横を下り,そこから一気に水越峠まで下った。
この下りがかなり急で,登るのもしんどそうだが,下りもかなりだった。
緩い下りは休憩になるが,ここは急すぎて休憩にならず,次の金剛山の登り返しがとてもしんどかった。
水越峠から金剛山へはしばらく林道を上っていく。
結構な距離林道を歩いた気がする。
やがてカヤンボで沢を渡ってから,一気に尾根まで登る。
そこからだらだらと登り続け,やがて郵便道(高天道)と合流すると,その後はほんの少し登ると金剛山・葛木神社の一の鳥居に着いた。
金剛山は標高は葛城山より高いが,思ったよりも楽に登れた感じだった。
傾斜があまりきつくなかったのかもしれない。
あるいは疲れすぎて間隔が麻痺してたのかもしれないが…。
金剛山・一の鳥居は12時半に通過した。
まだ昼過ぎだし,ここがダイヤモンドトレールの最高点で紀見峠までは下っていくはずだから,紀見峠までは余裕で行ける,と思った。
しかし,槇尾山まではちょっと無理と感じたので,この時点で最終の目的地は紀見峠にした。
12時半に金剛山なら,紀見峠までは残り13kmほどの下りだから,2時間〜2時間半かなぁ?と思いながら先に進んだ。
しかし,それは甘かった。
金剛山の後は,確かに全般に下り基調だが,短いが急なアップダウンが多くあり,まだまだ長く辛い道のりだった。
金剛山は伏見峠までが山頂域で,千早園地やキャンプ場があった。
その伏見峠を通過したのが12:47だった。
そこから一気に下るかと思ったが,天ヶ滝への下り分岐を過ぎると 1022 m 地点に向かって登りがあった。
まだ登りがあるのか…,と思ったが,これで終わりだろう,と勝手に想像して頑張って登った。
そして,久留野峠に向かってどんどん下った。
そこからがしんどかった。
久留野峠で右折するとロープウェーの千早駅までいけるが,ダイトレは直進する。
久留野峠から見ると,壁のように階段で登っていく道が見えた。
思わず「えー,こんなに登るのか…」と思ってしまった。
仕方ないので,久留野峠のベンチで少し休憩してから先に進んだ。
久留野峠からは微妙なアップダウンを繰り返しながら,中葛城山,高谷山を越えて進んだ。
長い登りがなかったので,それなりにしんどかったがなんとか前へ前へと進んでいけた。
やがて急な下りを下ると千早峠に着いた。
この下りは結構急だったので思ったよりもしんどかった。
千早峠からもまだ細かいアップダウンがあり,神福山の裾を巻いて行くが,この付近は歩いていて気持ちよかった。
しかし,すでに歩き始めて25kmを越えていたので,早くゴールに着かないかなぁ?と考えていた。
神福山の先で,ダイトレは尾根から左下へ急に下がっていく。
ここもしんどかったなぁ。
ここを下がりきると,金剛トンネルの上の鞍部にたどり着く。
そこから少し下ると金剛トンネルの入口に行けるらしい。
その先はダラダラと進み,やがて行者杉に着いた。
行者杉には大きな杉と祠があった。
下界の眺めもよく,ほっとできる場所だった。
行者杉から先はひたすら早く終わって欲しい,と思い続けた。
行者杉から杉尾峠まではもくもくと歩く感じだった。
あまりアップダウンの記憶がないので,比較的楽に歩けたように思う。
杉尾峠を過ぎるとタンボ山に向かって少し登る。
あまり激しい上りではないが,葛城山,金剛山と歩いてきた足には結構きつかった。
その後もまだ細かいアップダウンがあり,ちょっとした登りの度に太ももがしんどかった。
やがて西の行者という標識があった。
どうやらそのちょっと下にも祠があるみたいだった。
そこからもう少しアップダウンがあった後,徐々に下りが多くなってきた。
特に鉄塔のそばを過ぎると下りが増えた。
そこからドンドン下りはじめ,やがて直角に左に曲がった先に急な長い階段が見えた。
見た時は,急な階段やなぁ,ぐらいにしか思わなかったが,これが長かった。
いつ終わるんやろ?と思うぐらい長い下りの階段だった。
かなり急で,下手にこけるとかなり転げ落ちそうだったので,気を使いながら下った。
標高差にして 90 m ほどくだったみたいだった。
あれって何段あったんやろ?
長い階段が終わると沢沿いに出た。
そこからは林道を下り,山ノ神にたどり着く。
その先も舗装林道をだらだらと下っていく。
途中,横からの沢でストックの泥を洗おうと思った時に,沢の岩の苔のせいでこけてしまった。
大したことなくてよかったが,左の腰を少し打ってしばらく痛かった。
やっぱり最後に気を抜いたらあかんねぇ。
そうこうしているうちに紀見峠下の旧国道371号線に合流して,登山が終了した。
その時点で 16:10 ぐらいだった。
5:20 に屯鶴峯を出てから,10時間50分もかかってしまった…。
いやぁ,恐るべしダイトレ。
でも,何組かのトレイルランナーのグループに抜かれたが,あの人達はどんどん走ってたなぁ。
どんだけ体力あるんやろ?
車道に出てからは,紀見峠を越えて,南海電鉄の紀見峠駅に向かった。
峠から駅までは30分ほどかかった。
そして紀見峠駅から南海電鉄で帰った。
今回はじめてダイトレを歩いたが,標高があるためか思ったよりも厳しかった。
距離だけ見ていると六甲全山縦走の45kmと近いので,最後の槙尾山まで行けそうに思っていたが,それは甘すぎた。
金剛山まで行けば紀見峠までは楽勝と言うのも甘かった。
なかなか厳しい山行だった。
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