2011年12月21日水曜日

Xanadu ってなんて読むの?

よく訪れるサイトにMagicTrainさんのブログサイトがある。音楽や映画に造形が深い方みたいで,結構楽しんで見ている。その中で「Legend of Xanadu」という曲について書かれた時があった(つい最近だけど…)。中身はご本家のMagicTrainのブログサイトを見てもらえばいいのだが,気になったのが「Xanadu」の読み方。だいたい「X」が先頭ってどう発音しればいいねん???と思ってしまう。途中なら「クス」とか読むが,先頭だと困ってしまう。それも「Xa」だとぱっと見ても読めない…。しかし,実はこの単語「Xanadu」の読み方は知っていた。オリビア・ニュートン・ジョンが歌っていた「Xanadu」という曲(作ったのはELO (Electric Light Orchestra) だったはず…)があるが,そのタイトルの読みは「ザナドゥ」だった。ELOの曲もまあまあ好きだったので覚えていたのだが,いきなり出てくると読めないよなぁ,この「Xanadu」。

 じゃあ,今回も普通に「レジェンド・オブ・ザナドゥ」と読んでおしまい,と思ったのだが,この「Legend of Xanadu」という曲(Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich というグループの曲らしい)が日本で発売された時のタイトルが「キサナドゥーの伝説」というものだったらしい。あれ?ザナドゥとちゃうの??キサナドゥーって最初の「キ」はどこからきたの???もしかして「Xanadu」の読み方を間違えて覚えていた?でも確かに「ザナドゥ」と歌っていたしなぁ…,と悩んでしまった。おまけにMagicTrainさんはその点に関しては全く何も書かれていないし…。

 そこでインターネットの世界で調べ物をしてしまいました…。ネット上の意見としては,ドイツ語読みだと「キサナドゥー」になるというのが正しそうな感じだった。そっかぁ,それでキサナドゥーの伝説だったのかぁ,と納得してしまった。ちなみに「英語ではザナドゥとキサナドゥーの両方の読み方がある」というのは間違いらしい。英語ではあくまで「ザナドゥ」と読むらしい。さらに,たどり着いたのがげたにれの“日日是言語学”の中の「ザナドゥ」 から 「ザビエル」 へというエントリー。いやぁ,まじめに言語学をやっている人ってすごいなぁ,と思ってしまった。その中では,この単語は「桃源郷」と訳されたりするが,語源はフビライ・ハーンの夏の都、「上都」(shàngdū [ しゃんドゥー ] )をSamuel Taylor Coleridge (1772~1834) という人が書いた“Kubla Khan, or a Vision in a Dream. A Fragment” (1797年)という詩の中で Xanadu と綴ったから,ということらしい。上都をスペイン人かポルトガル人がヨーロッパに紹介したが,その時代の文字の発音の仕方からXを含んだ綴りとなったが,それが時代や違う国の言葉になった時に微妙に綴りが変わって読み方も変わってきたからザナドゥになった,とのことだった(詳しくは「げたにれの“日日是言語学”」を見てみてほしい)。さらに,面白かったのがその中で出てきた「フランシスコ・ザビエル」の件。いろいろ議論があって,本来は「シャビエル」と発音されていたのでは?と書かれていた。途中,スペイン語やらポルトガル語,フランス語やイタリア語などの例や,中世の発音とか近世の発音とかの議論があって,なかなか面白かったが,ある程度読んでいると疲れてきてしまった。慣れない世界は難しいなぁ…。

 「げたにれの“日日是言語学”」には他にも楽しいエントリーがいっぱいあった。日本語の話題(「原因」を「げいいん」と発音してしまうのはなぜか?や,ランドセルの語源がオランダ語の ransel だけど,なぜ「ド」が間に入ったか,など,)も多数あり,楽しめる。しかし,一度にたくさん読むと頭が混乱して疲れるけど…。一度,試しにご覧になってはいかがだろうか?

2011年12月7日水曜日

結局修理に出した

何回か前の投稿で,携帯の USIM カードがないという表示が出て困った件について書いた。その時は USIM カードを新しいのに替えてもらって復活したように見えたのだが,昨日(月曜)の朝,急にまたあの症状が出てきた。そう「USIM カードがありません。USIM カードを入れてください。」という悪夢のようなメッセージが…。さすがに二度目なので,これは携帯本体の問題だと考えて,即座に携帯屋に行った。そして携帯を修理してもらうことにした。携帯を修理してもらうには,当然携帯本体をメーカーに送って症状を調べてもらい,値段の見積もりが来てから修理するかどうかを決定するらしい。一応,なんたらパックに加入しているので,予定では無料で修理をしてもらえると思っている。なんたらパックでも水に落とした,などの場合は有料のこともあるらしいが,さすがに内部の話なので,こちらに落ち度はないと思っている。お金かかる,と言われたらどうしよう??とりあえず数日で見積もりが来てから修理になるが,一週間程度で普通は携帯が戻ってくるらしい。しかし,その間携帯なしでは困るので,代替機を貸してくれた。壊れた携帯と同じ機種を貸してくれたのだが,手続きが結構手間だった。まずは micro-SD カードに必要な情報をバックアップしないといけない。それから代替機の方を初期化してから micro-SD カードを入れて,情報を代替機に入れてみる。よさげなら故障した方の内容を全て消去してから修理に出す,という手順。その後,ちゃんと内容が消えているかを確認してから,書面に署名をしないといけなかった。これが結構時間がかかり,携帯屋に入ってから出るまで一時間以上かかってしまった。

 まだ修理に関する情報が来てないが,うまく直ることを祈っている。調べてもらったらまだ故障した携帯のローンが11ヶ月残っているらしい。ということは買ってからまだ1年しか経っていないことになる。修理で直らなかったら,二重携帯ローン生活になってしまうかもしれない。それは避けたいので,なんとか修理できるといいなぁ,と思っている次第である。
追記)結局一週間もかからずに戻ってきた。メーカーでは症状が確認できなかったけど,他の箇所に異常があったということで,基板交換で帰ってきた。いまのところ調子は良さげである。