2011年5月8日日曜日

制覇は近い?

 GWの終わりに紀勢本線の駅・第13弾として和歌山市付近に行ってみた。紀勢本線の駅の全駅制覇は半ば諦めていたのだが,この前四国に行った帰りにフェリーで和歌山に着いたので,なんとなく和歌山市付近にも親しみが湧いた。そこで,この機会を逃がす手はないと思い,紀勢本線の駅全駅制覇を目指すべく,和歌山市駅側から16の駅に行ってみた。96ある紀勢本線の駅のうち,残るは13駅となった。1回に10箇所ぐらい行けるので,あと1〜2回行けば全部の駅にいけそう。紀勢本線の全駅制覇もいよいよ夢ではなくなってきたぞ。

 今回は阪和道で和歌山まで行き,和歌山駅,紀和駅,和歌山市駅を見た。そこから宮前駅,紀三井寺駅と順に進み,最終的に広川ビーチ駅まで行った。和歌山駅に着いたのが午前6時半頃だったのだが,広川ビーチ駅を見終わったら12時半頃だった。もっと早く行けるかと思っていたが,結構な距離を走ったみたいで意外と時間がかかってしまった。黒江駅や冷水浦駅,紀伊宮原駅などで迷って時間がかかった,というのもあると思うが…。いずれにせよ,当初の目標の広川ビーチ駅まで行けたのでよしとしよう。

 帰りは海南湯浅道路から阪和道を使ったが,海南湯浅道路の有田インター付近で渋滞にはまった。なんで渋滞してるのかと思ったら,湯浅方面からの合流や,有田インターからの流入が多いのと,有田インターから海南インターまでの区間がまだ1車線だったからみたい。2011年5月21日から大阪向きも有田インター~海南インター間が2車線になるので(南向きはすでに有田インターまで2車線)この渋滞もなくなるかもしれない。海南インターから先は渋滞はなく,快適に帰ることができた。

 今回の駅は有人駅が多く,真面目に入場券を買ったので,それだけで2000円ぐらいかかってしまった…。東の方はほとんど無人駅だったから,その点はよかったなぁ…。でも,入場料を払っていると気兼ねなくうろつけるから,それはそれでいいんだけどね。とりあえず残りは13駅。頑張ろう,おー!!(もっと写真を見たい人はMatsup's Motorcycle Siteを見てくださいな)

2011年5月7日土曜日

四国カルストを走る

 R439を走った次の日に四国カルストを走ってから帰った。その日は快晴ではなかったが,雨は夜まで降らないという予報だったので,四国カルストを走ろうと考えた。四国カルストまでは国道441号線で四万十川沿いに北上し,国道381号線と国道320号線,国道197号線を走って,四国カルストの西の端に上がる緑資源機構の作った林道で四国カルストに向かい,四国カルストを西から東へと横断し,天狗高原から同じく緑資源機構の林道で国道197号線に戻るルートとした。その後は,須崎から高知道を使って楽に帰る作戦にしてみた。

 四万十川沿いは,四万十市から川の左岸(河口からみると右側)の道を走ろうと思ったが,入り口がわからなかった。そこで仕方なく右岸をさかのぼった。右岸の道は地道で,とても分かりにくかった。それでもなんとか佐田の沈下橋までたどり着いた。折角なので佐田の沈下橋をバイクで渡ってみた。細くてガードレールなどはないので,結構ドキドキだった。そこから川の左岸の道をさかのぼり,国道441号線で北に向かった。途中いくつかの沈下橋を写真に撮っておいた。引田の沈下橋は佐田の沈下橋よりも細く,渡ると迫力満点だった。その後,国道441号線の後,宇和島に向かう国道381号線,さらに梼原に向かう国道320号線,国道197号線と走った。

 国道320号線の途中,道の駅・日吉夢産地で休憩した。四万十市からそこそこの距離を走っていたところにちょうど道の駅があったので。そこで地元のライダーの人とひとしきり話をした。とても人懐っこい人だった。道の駅から国道197号線で高研山トンネルの手前まで行き,そこから緑資源幹線林道・東津野・城川線で四国カルストに上がった。幹線林道は,2車線(片側一車線)が続くのだが,路面がうねっていたり,段差がある部分があり,少し走りにくかった。そこで,北九州ナンバーの隼のおじさんと一緒に楽しく走った。四国カルストの西の端の大野ヶ原まで林道で行き,そこから四国カルストを縦断する県道383号線を走り,四国カルストの東端の天狗高原まで行った。途中地芳峠や姫鶴平などで写真を撮った。当日は風が強く,カルストの上ではバイクが振られて怖いぐらいだった。

 四国カルストから下る時も緑資源幹線林道を走った。そこから国道197号線に出て,須崎に向かった。須崎でガソリンを入れ,道の駅・かわうその里すさきで休憩した。後は高速にのり,ひたすら帰ることにした。帰りはとりあえず走ったことがない徳島道を走って徳島に向かうことにし,その先は気分次第で南海フェリーで和歌山に渡るか,神戸淡路鳴門道で走って帰ろうと思った。高知道は高知までは対面交通だったが,高知から川之江東ジャンクションまでは4車線(片側2車線)で走りやすかった。徳島道は全線で対面通行だったが,まあまあのペースで走れたので言うほどは疲れなかった。

徳島からの帰りは最終的には南海フェリーを選択した。それは,徳島道を走っている時に風が強くてかなりバイクが振られたので,もしかしたら鳴門大橋や明石海峡大橋でバイクだけ通行止めかもしれないと思ったのと, 2時間でも横になって休憩したいと思ったからというのが理由。他にも南海フェリーに乗ったことがない,というのもあったが…。南海フェリーの乗り場は徳島市の中心部から東に行った辺りにある。バイクは予約がないみたいで,早い者順みたいというのが途中で休憩したコンビニでわかったので,急いでフェリー乗り場に向かった。フェリー乗り場では既に20台ぐらいのバイクが並んでいた。乗れるのかどうかちょっと心配だったが,結局はまあまあ余裕で乗れた。フェリーでは2等船室でごろ寝をして過ごした。熟睡はできなかったが,まあまあ休憩できたと思う。今回は風が強く,波が高くて結構船が揺れたが,それなりに休憩できたみたいで,その後は余裕で帰れた。和歌山についてから,ガソリンを補給し,吉野家でお腹も補給してから阪和道で帰った。(もっと写真を見たい人はMatsup's Motorcycle Siteを見てくださいな)

2011年5月6日金曜日

ヨサクを行く

 GWの最初の二日が好天という予報だったので,国道439号線を走破すべく四国に行ってみた。計画は一週間ほど前からしていたが,実施するかどうかは天気次第だったので,日程を最終的に決めたのは前日だった。前日,電話で四万十市の宿を取り,走りに行くことが決定した。ルートは徳島から四万十市に向かって国道439号線を走ることにした。

 徳島までは南海フェリーを使う手もあったが,意外と時間がかかるので,行きは高速を走っていくことにした。出発は4/29の午前1時を予定していたが,実際には2時頃になった。徳島までは2時間半から3時間でつけるという予想だったが,高速に乗ると名神の大山崎~吹田が渋滞とのこと。GWだから仕方ない。そこで,第二京阪道路と近畿道を使って吹田まで行き,そこから中国道,山陽道,神戸淡路鳴門道を走って徳島に向かった。徳島までは順調に走れ,ほぼ予定通りの午前5時過ぎに国道439号線の起点である徳島本町に着いた。途中,鳴門インターで高速を降りた後にガソリンを入れておいた。

 国道439号線は,徳島から剣山までは国道438号線と重複しているため,標識としてはずっと国道438号線を追いかけながら走る。徳島近郊はいたって普通の道だった。以前は府能トンネル付近で狭い区間があったが,今は新府能トンネルができてあっという間に通過できる。その後,神山町を過ぎて川井峠に向かう辺りから道が細くなり,川井峠を越えるまでは狭路が続く。木屋平から見ノ越のふもとまでは改良・未改良区間が断続的に現れるが,見ノ越へ登り始めると山岳狭路となる。この辺りは法面が弱く,常に礫が路上にあると思っておいた方がよい。見ノ越トンネルを越えると剣山登山のベースとなる駐車場やおみやげ物屋などがある。そこで休憩した後に先へと進んだ。剣山から少し行くと奥祖谷二重かずら橋があるが,今回は先も長いし,500 円かかるというのでパスしてしまった。そこから京上トンネル付近まではこれまた改良・未改良区間が断続してあったが,一様に路面はきれいだったので,言うほど苦労せずに走れた。京上トンネルを過ぎて京柱峠までは狭く,路面も荒れていて,今回一番走りにくい区間であった。特に京柱峠へ向かって登り始める辺りから路面の荒れがひどく,とても走りにくかった。京柱峠を越えて高知県側に入ると路面がきれいになったので,徳島県はメンテナンスする気がないのか?と思ってしまった。京柱峠から大豊町までは狭いながらもそれなりに走れる区間であり,気づけば国道32号線との合流点にたどり着いた。

 国道32号線に合流してから,ガソリンを入れておいた。国道439号線は全長が 340 km ほどあるが,多くが山の中を走るので,中間に近いこの辺りでガソリンを入れておくのがベストと考えたからである。ガソリンをいれた後,早明浦ダム近くにある道の駅・土佐さめうらを目指した。道は大変快適だったので,あっという間に道の駅・土佐さめうらに到着した。道の駅・土佐さめうらで,お昼ごはんを食べて,少し休憩した。ここまでで,徳島までの260kmほどと国道439号線を160km,合計430km弱ほど走ってきたので,さすがに疲れていた。お店で食べてもよかったが,パックの押し寿司を買って,外の木陰で食べた。その後,上八川で国道194号線に合流するまではほとんど改良されていて,それまでのヨサクの印象を覆すような快走路だった。なので,あっという間に国道194号線に合流した。国道194号線を少し走った後,194号線から分岐して,次は国道33号線に向かう。国道33号線までも大峠に新しいトンネルがあり,一箇所を除いて改良されていたので,すぐだった。国道33号線も少しだけ走り,次は国道197号線に向かう。その区間は未改良区間も多く,懐かしいヨサクらしさが戻った感じがした。それでも途中何箇所か改良区間もあり,工事中の区間もあったので,この辺りも徐々に道が良くなるだろう。国道197号線に出る手前は四国カルストの天狗高原の下の辺りになり,山深い所である。山の上にある四国カルストはひらけているが,ヨサクが走るのは谷筋なので,視界は期待できない。最後に改良区間があってから,国道197号線に合流する。

 国道197号線を少し走ったら,すぐにまた分岐があり,大正に向かって延々続く狭路区間となる。この区間はほんの一部を除いて未改良であり,アップダウンはないがそれなりに疲れる区間である。国道439号線の国道標識の下に大正までの距離が書いてあったのがとても参考になった。大正に着くと,国道381号線に合流する。ヨサクは道の駅・四万十大正の横で国道381号線から別れて,最後の難関である杓子峠に向かう。今回はその前に休憩しておいた。アイスを食べてリフレッシュしてから,最後の40kmほどに挑戦した。杓子峠に行く道は,入口だけ改良してあったが,すぐに未改良区間になった。そこから15kmほどが細くうねったヨサクらしい道である。その区間はガードレールがなく,バイクですら対向車が来たらどうしよう?と思うような区間だった。幸いなことに対向車はこなかったからよかったが…。住次郎という辺りまで来ると未改良区間も終わり,最後の20kmほどは改良された快走区間で,あっという間に終点の四万十市に着いた。

 ゴール地点は国道56号線との交差点であり,意外と普通の交差点だった。今回は徳島を午前5時半頃に出て,午後5時頃に四万十市についた。距離にして340km程を11時間半ほどかけて走ったことになる。今回はかなりの枚数の写真を撮ったので,その時間もバカにならないが…。ゴールに着く直前に次の日のためにガソリンを入れおいた。今回は四万十のビジネスホテルを予約しておいた。ホテルは国道439号線の終点のすぐそばだった。汗をいっぱいかいていたので,すぐにお風呂に入ってから,魚介を食べに町の中心部に行った。ホテルは町の中心部から歩いて20分以上かかる場所にある。晩ご飯を食べにお店まで歩いて行こうと思ったが,さすがに疲れていたので,タクシーに乗ってしまった。晩ご飯は味劇場・ちかというお店で,ビリガツオ(捕れたてのカツオ)や清水アジなどの刺身を食べた。最後のお茶漬けまでカツオのお茶漬けにしてしまった。飲み物は生ビール中一杯で酔っ払ってしまった。やっぱり疲れていたのかなぁ?
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