2011年7月25日月曜日

国道168号線リベンジ

 一週間前に国道168号線を走破しようと思ったが,暑さと車の多さに諦めてしまったので,リベンジで国道168号線の続きを走ってみた。前回の失敗点は,谷瀬の吊り橋付近で午前10時を過ぎ,気温も上がってくるし,車も増えてきて疲れてしまった,というところだったので,今回は早めに走ろうと思った(果無に寄ったのも原因か?)。目標は午前7時前に谷瀬の吊り橋付近から北上してゴールの枚方に向かう,というもの。国道168号線は新宮が起点で枚方がゴールとなっていて,途中一方通行がある。そのため生真面目に走破しようと思うと,逆向きには走れない。逆ならきっと楽なのになぁ…。新宮ならお昼すぎでも大したことないが,大和高田,王寺,生駒,枚方,となると人口も多く,お昼頃に走るのはしんどいからねぇ。

 実際に谷瀬の吊り橋の手前付近に着いたのは午前6時半頃だった。そこから五條,大和高田などを走って枚方を目指した。今回は前回おざなりにしてしまった猿谷ダム付近から五條にかけての山岳区間の写真を多く撮ってみた。五條から先はできるだけ写真を撮らないでおこうと思ったが,それでもまあまあの枚数撮ってしまったかもしれない。

谷瀬の吊り橋を過ぎると改良中の区間を挟んで橋とトンネルで改良された区間がある。その後,長殿,塩鶴,と狭路区間があり,宇井付近で再び改良区間になる。その先には2004年に山の斜面が崩落した所があり,崩落箇所をすぎるまでは改良された区間となっている。しかしその先の辻堂付近には国道168号線の最狭区間が残っている。最狭区間付近は交通量が多い土日祝日などは離合が困難でよく渋滞してしまう。実際,先週はまさに渋滞し始めている時間にひっかかって疲れてしまったのだった。辻堂の先は猿谷ダムのダム湖畔を走り,天辻峠を超えて五條に向かう。天辻峠はかなり急な峠なので,峠の前後はともに急な上りと急なカーブのある区間となっている。峠区間が終わると賀名生(あのう)付近は川沿いをのどかに走り,五條付近で開けてくる。

 国道168号線は,五條から先は国道24号線,国道166号線などとの重複区間があり,大和高田では国道166号線との重複区間にも関わらず一方通行が存在している。その付近は旧竹内街道がそのまま国道に指定された区間であり,重複区間なのに狭くてちょっと不思議な感じがする。大和高田を抜けると,西名阪道をくぐり,王寺から平群(へぐり)を通って生駒に抜ける。そこから山の中を抜けて北に向かい,私市(きさいち)付近で平野に出て,最終の枚方(ひらかた)に向かう。五條から先は人口密度も高く,住宅地が多く,車も信号も多くてとても走りにくかった。やっぱり走るなら紀伊半島がいいなぁ,と強く感じた国道168号線の旅だった。

 今回,紀伊半島を縦断する国道の1本である国道168号線を2回に分けて制覇した。今シーズンは紀伊半島を走る国道371号線と,国道311号線も制覇している。次は国道425号線を制覇したいが,法面崩落などがありしばらくは全線走破は難しそうな感じがしている。他に,国道169号線や国道424号線などもあるが,いずれも一週間前のの台風の影響で通行止めの区間があるみたい。紀伊半島を走るいずれかの国道の全線を走れそうになったら,再び全線走破に挑戦してみたい,と思っている。
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2011年7月23日土曜日

ぱのらみお

 バイクで走るのは紀伊半島が多い。理由は車が少なく,信号も少なく,カーブがいっぱいあって楽しいから,などである。一度走りに行くと 400 〜 600 km ほどを走る。始めの頃は走るだけでよかったが,そのうち目的が欲しくなってきて,滝を見に行ったり,紀勢本線の駅を訪れたり,と何らかの企画を考えて走ってきた。最近では国道を端から端まで走破する,という企画で走りに行ったりしている。特に今年になってから GPS ロガーを買ったので,走行記録を取り Google Maps でルートを表示させたりしている。また,ツーリングに行くとコンパクトデジカメで写真を撮るのだが,GPS ロガーの記録を使って写真に位置情報を結びつける,ということもしている。

 写真に位置情報をつけると,地図と写真をリンクしたくなる。Google Maps の走行ルートに写真をリンクさせているのだが,これが写真だらけだったりするし,走行したルートのものしか出せない。でも今までの走行時の写真をすべて載せる,なんてことはサーバーの容量などを考えるとちょっとしんどそう…。そんな時に目にしたのが Panoramio というサービス。気づいたのは Google Maps を見ていてだった。Google Mpas の右上にある設定ボックスに「写真」というのがあり,いろんな地点の写真を見せてくれる。そこに表示されている写真は基本的に一般の人が投稿したものなのだが,そのサービスが Panoramio だった。基本的に風景の写真を投稿してくれ,というもので,Google Earth にも表示をしてくれるみたい。ただし,Google Earth に表示されるのは,一定の条件を満たしていなくてはならず,「風景がわかる写真」や,「ある程度の解像度が必要」,「不必要に人物や車などが写っていない」などの条件がある。なので,花の拡大写真みたいに風景と結びつかない場合は Google Earth には表示されないみたい。Google Earth に表示されると代表的な物(人気があるもの?)が Google Maps にも表示されるみたい。Google Earth に表示されるかどうかは,一枚一枚人間が判断しているらしい。なので,写真を投稿してもすぐには表示されず,判定に数日から一ヶ月程度かかるらしい。また,「表示されます」とでてからも,すぐには Google Earth には登場しないみたい。また,登場してもすでに同じ場所に他の人からの写真があると,その写真に隠れて見えない,ってこともあるみたい。

 とりあえず今回 Panoramio に登録して写真を投稿してみた。投稿した写真は国道311号線を走った時のものにしてみた。国道311号線でも特に尾鷲から熊野市にかけての海岸線を走る魅惑のゾーンのものを選んでアップしてみた。Panoramio にアップロードする時は,1回あたり最大10枚までであり,アップロードできると各写真にタイトルやキーワード,コメントを入力する。その状態で保存すると,Panoramio の個人のアルバムに写真の一覧が表示される。ちなみに私のアルバムはこのURLにある。まずは甫母(ほぼ)の集落付近の写真をアップロードしてみた。最初は20枚程度だったと思う。そして一週間程すると全ての写真が Google Earth に表示されました,となっていた(すべて走行記録の意味合いが強く,風景ばかりで Google Earth に表示するという目的にぴったりの写真ばかりだったからだと思う)。そこでちょっと気を良くして,国道311号線の尾鷲〜熊野市間の写真を追加した。また,Google Earth にこの間走ってきた果無の集落の写真があまり見当たらなかったので,それをアップしておいた。するといつのまにか写真が 119 枚になっていた。今後も,これまでのツーリング時の写真で,他の人の写真がない場所とか,写真がないと道の様子がわからへん,という感じのところの写真をこつこつアップしておこう,と思っている。ま,どうなることやら…。

2011年7月21日木曜日

R425はいつ走れるんやろ?

7/19~20の頃に近畿に最接近した台風6号はかなり強力だったみたいで,熊野川の河口の映像を見ると,あんだけ広い熊野川から水が溢れそうになっていた。きっと上流では大変なことになっていたに違いない。場所によっては積算雨量が1000mmになった所もあったみたいやし。あれだけの雨が降ると,当然のようにがけ崩れや道の脇の法面崩落が多発する。実際,和歌山県,奈良県,三重県の道路情報を見ると,2011/7/20 現在で,国道425号線は和歌山県で一ヶ所,奈良県で三ヶ所,三重県内はほぼ全線で通行止めとなっている。これでまた国道425号線の全線走破が遠のいてしまう…。それでなくても和歌山県内(龍神温泉から十津川村に向かう途中)で長期に通行止めやのに,数が増えると復旧に時間がかかる可能性が高いしねぇ。

 さらに,国道371号線も和歌山県内で三ヶ所路面欠損や崩土などの影響で通行止めと出ている。雨すごかったみたいやからねぇ。他にもすごいのが国道168号線が十津川村七色から十津川村折立まで全面通行止めになっているみたい。それってついこの間走りに行った所やん。それもかなり距離があるのだが,全面通行止めするとみんな困ると思うのよねぇ。それでも通行止めにせなあかん,てことなんやんなぁ…。うーん,やっぱり自然には勝てないねぇ。

追記)R425 は 2011年9月の台風12号の影響で,尾鷲〜池原ダムの間で大きな法面の崩落があったみたい。 そのため,公式にはしばらく通行止めらしい。一応 2014年3月末までの予定で法面の工事が行われているらしい。 そろそろバイクシーズン開幕か?を見てみて欲しい。

2011年7月19日火曜日

国道168号線は長かった

 やっと梅雨があけたので,バイクで走りに行った。海の日を含めた連休(土曜日が休みなら三連休)なので,思う存分紀伊半島を走ろうと思って出かけた。しかし,海の日 (7/18, 月) は台風6号の影響で雨になるとこの事だったので,日曜日に走りに行った。出かける時に天気を気にしていたが,いまいちすっきりしないみたいだったので,出発は少し躊躇してしまった。それでもほぼ予定通りの午前4時前に出発して紀伊半島を目指した。

 今回は目的地をはっきり決めていなかった。国道168号線を走る,というのも考えていたし,紀勢本線太地駅近くの 200 km ポストを探しに行く,とか, 2012年3月に正式にオープンする道の駅・滝の拝太郎に行く,や,鼻白の滝を見に行く,というのも考えていた。いずれにしても紀勢道を使って,新宮に向かえばいいや,と思い,行き先は紀勢道を南下しながら考えようと思った。しかし,最終的に国道168号線を走ろうと決めたのは新宮でガソリンを入れてからだったけど…。

 紀勢道と新宮までの国道42号線はまだ車も少なく走りやすかったが,荷坂峠付近から小雨が降り出し,仕方ないので合羽を着て走った。また,七里御浜では台風の影響ですでに波が高く,なんとなく道が水煙で煙っているように見えた。それでも新宮に着く頃には上空には青空が見え,走りに来てよかったと思った。ところが,まだ行き先を決めていなかった…。とりあえずガソリンを補給してから国道42号線を南下し,三輪崎のコンビニで休憩して考えた。なんとなく串本付近まで走る元気がなかったので,今回は国道168号線を北上する作戦にしてみた。できれば国道168号線を完走してみたいと思って新宮を出発した。

 新宮から本宮までは比較的広いところを流れる熊野川に沿って走る。道は2車線(片側一車線)で,走りやすいが,カーブは意外ときついところがある。バイクなら全然気にならないけど…。むしろバイクで走っていてとても気持ちのいい区間が続く。今回は本宮まででかなりの枚数の写真を撮った。本宮から先は道幅が狭く未改良の区間が少しだけ残ってる。その後,二津野(ふたつの)ダムに向かって高度を上げていき,山岳区間に入っている。山岳区間の最初の七色付近には立派な高架橋が出来て快適に走れるが,二津野ダム付近から十津川温泉にかけては,かつての果無越の区間であり,道幅も狭く,カーブもきつい区間が続く。それでもバイクならそれはそれで楽しく走れる区間となっている。果無峠の北側に今も果無(はてなし)の集落があり,今は林道でそこまで上がっていける。今回初めて果無の集落まで行ってみた。果無までの林道は思ったよりも狭く急で,なんでこんな所に集落があるの?という感じだった。そんな山の上の小さな集落に世界遺産の石碑があったのがちょっと不思議な感じだった。果無の集落からは下の方に二津野ダムのダム湖が見えて,その辺りの山が急峻なことが見て取れた。

 国道168号線は十津川温泉から先も川沿いに谷間を行く。途中,風屋ダム,谷瀬の吊り橋,猿谷ダム,などのそばを走っていく。いずれも道は改良区間と未改良区間が断続的につながっている。改良区間としては,十津川村役場付近から風屋ダムの手前までは以前からよくなったいたが,近年,谷瀬の吊り橋の付近もかなり道がよくなった。さらに十津川村役場から十津川温泉へと向かう区間ももうすぐ改良されたバイパスが完成しそうだった。逆に,猿谷ダム手前からは未だに狭い区間が残り,特に2004年に国道168号線脇の山肌が崩れた辻堂付近にはとても狭い区間が残っている。今回は連休の中日で午前10時頃なのに南向きの車が多く,対向が難しく渋滞を引き起こしていた。この区間にもバイパスを作っているので,そのうち狭路区間はなくなるはず。

 今回はこの辺りで陽が高くなり,暑くなってきて疲れが出てきた。その頃に車が多くなって走りにくくなってきた。そのため,急に疲れを感じて,頑張って国道168号線を走ろう,という気力が無くなってしまった。そこで,写真を撮るのもやめて,吉野の平宗で柿の葉寿司を食べて,さっさと帰る作戦に変更してしまった。国道168号線を走る企画は,谷瀬の吊り橋付近から続きをやろうと思っているが,いつになるやら…。そんなこんなで今回の走行距離は 430 km だった。まぁ,暑いこの時期にこれだけ走れれば十分だということにしておこう。ちなみに台風6号の影響で紀伊半島の道で土砂崩れは法面崩落が起きなければいい,と祈っている。
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2011年7月14日木曜日

R425未だ通れず

 梅雨もあけていよいよ夏本番になってきた。京都では夏は祗園さんに始まり,送り火で終わる,という人もいる。祇園さんは祇園祭で,送り火は大文字をはじめとする五山の送り火のこと。祇園祭は7月いっぱいいろんな行事があるが,一般人が触れるのは宵々々山 (7/14) から山鉾巡行 (7/17)の間。7/14から四条界隈は人だらけになるので,人による路地の渋滞,サウナ状態,を覚悟で行かなければならない。個人的には行きたくない,と思っている。君子危うきに近寄らずの心境。今年は特に宵山と山鉾巡行が土日に重なったので,人出は最悪と思われるし,梅雨があけてからめっちゃ暑いので熱中症になりそう。やっぱり君子危うきに…,ですね。

 五山の送り火は 8/16 に行われる。午後8時に銀閣寺の背後にある大文字に火が灯る。その後,妙法,舟形,左大文字,鳥居の順に火がともされる。以前は送り火当日に誰でも大文字山に登れたので,目の前で送り火を見たこともある。さすがに目の前で灯っていると熱かったなぁ。大文字山から見ると,大文字は一部しか見れないが,大文字以外はすべてちゃんと見えた記憶がある。あの頃はよかったなぁ。

 ところで,夏と言えばバイク!(ほんとはとても暑いので,修行,あるいは地獄,と言われるが…)鈴鹿で8耐があるし…。でも鈴鹿に8耐を見に行ったことはない。やっぱり暑いからねぇ。それでも自分ではバイクで走りたい。基本的に寒くなければ走りたい,と考えてしまう。この週末は晴れそうやしね。で,どこを走ろうか?と考えてみた。

 やはり走るなら紀伊半島でしょう!!この間は国道425号線が一部通れなかったので,国道311号線を制覇する,という目標で走った。あの時も暑かったなぁ。で,今回はいよいよ国道425号線の走破に挑戦か?と思っていたのだが,奈良県側は工事による通行止め以外は問題はなさそうなのだが,和歌山県側が通れなさそう。和歌山県の道路情報の一覧を見ると,「国道425号・田辺市龍神村小又川地内,路肩欠損のため通行止め」と出ている。もしかしたら情報の更新がなされてなくて,もう既に走れるかもしれない,と期待していたのだが,龍神観光協会公式サイトに「通行止めのお知らせ」があり,国道425号線はまだ通れない,とあった。ここももしかしたら,と淡い期待をよせて,問い合わせ先と書いてあった「西牟婁振興局建設部龍神駐在」に電話してみた。電話に出られた方によると,(1) R425は現時点では通行できない,(2) まだ工事の段取りをしているところ,(3) 10月半ばに通れるようにしたいと考えている,とのことだった。うーん,やっぱりR425はだめなのかぁ…。

 仕方ないから,国道168号線を全線走破でもしようかなぁ?あるいは楯ヶ崎まで歩いてみようかなぁ???と算段しているところである。実際にどのプランを採用したか,は後日報告しよう。

追記)R425 は 2011年9月の台風12号の影響で,尾鷲〜池原ダムの間で大きな法面の崩落があったみたい。 そのため,公式にはしばらく通行止めらしい。一応 2014年3月末までの予定で法面の工事が行われているらしい。 そろそろバイクシーズン開幕か?を見てみて欲しい。

2011年7月7日木曜日

Happy Birthday !!

 この日に誕生日おめでとう,と言えば堤真一?まぁ,確かにそうなんですが,実は私の誕生日なんです。いちおう毎年書いてはいるんですけどね。7月7日生まれというと,他に,シャガール,円谷英二,塩野七生,リンゴ・スター,研ナオコ,などもいるらしい。へぇ~
 堤真一と言えばプリンセストヨトミ?ちょっと気になるけど観てないなぁ。他にもかりぶの海賊とか魔法使いの話なんかも一応見てるのでいつかは観てみようと思うのですが,これがなかなかめんどくさくて…。晴れたらついついバイクに乗ってしまうし…。
 ま,いずれにせよ,自分に対して誕生日おめでとう〜!!

2011年7月6日水曜日

国道311号線と紀勢本線の駅の残り

 梅雨の合間に紀伊半島を走りに行った。今回の目的は国道制覇と紀勢本線の駅の制覇完了,としてみた。国道はホントは国道425号線を完走したかったのだが,工事による時間通行止めがあり,それが土曜日に休工とならないみたいだった。日曜日に走れればいいのだが,日曜日の天気が微妙なので今回は国道425号線の走破は諦めた。そこで,似た経路の国道311号線を走ってみることにした。また紀勢本線の駅は残り3駅になっていたので,それも完了したいと思ってでかけた。また,紀伊長島付近と岩代駅付近で100キロポストと300キロポストも見てきた。そうなると200キロポストも見たいが,太地駅のちょっと南の地点だが,そばにいけないかもしれない,と考えている。どうしようかなぁ?

 出発は遅めの午前7時過ぎ。天気がどうなるかを見極めていたら,遅くなってしまった。ほぼ晴れるが,山の中では日中多少小雨がぱらつく,という予報だったのだが,まぁ,小雨なら休憩すればいいか?と思って出発した。今回は紀勢道とR42で尾鷲に行き,そこからR311を走り,熊野市,紀和町などを走って上富田町まで行く。そして,御坊駅,紀伊内原駅,紀伊由良駅を見て帰る,という作戦にしてみた。高速の土日祝の上限1000円や無料区間がなくなり,紀勢道まではとても快適に走れた。なにせ無料だと下手な車が増えて困るんだよねぇ。

 尾鷲でガソリンを補給してから国道311号線に挑戦してみた。国道311号線は尾鷲から海岸線の集落をつなぐように伸びている。一昔前は不通区間があったが,近年トンネルでつながり一本の国道になった。そういえば国道169号線も私がバイクに乗り出した頃はまだ不通区間があったなぁ。国道311号線はつながったとはいえ,場所によってはとても狭くロングボディ車は走るなと警告がある。特に狭いのは甫母(ほぼ)の集落付近と遊木の集落付近であり,二木島を挟む両側がとても狭いまま残っている。しかし,リアス式の海岸線を走るので全般に景色はとてもよい道となっている。また,遊木付近はトンネルの工事中だったので,そのうち2車線になると思う。そうなると甫母の付近が最後まで狭路として残りそうである。それ以外の区間は既にほぼ2車線(片側1車線)となっているので走るのに困らないが,カーブがきついのでそれなりに疲れる区間となっている。

 国道311号線は大泊で国道42号線と合流して熊野市の中心部のそばを抜ける。その後,国道42号線から分かれて山裾を走り,紀和町から奈良県十津川村をかすめて本宮町に抜け,中辺路を通って白浜近くの上富田町まで続く。途中,国道169号線,国道168号線と重複する区間がある。本宮町で国道168号線に合流する手前の奈良県と和歌山県の県境付近に多少狭路が残るが,それ以外の区間はほぼ改良が済んでいる。特に,本宮町から上富田町までの中辺路ルートはかつて狭路の連続だったが,近年は道が改良されとても走りやすい。そのため,白浜から新宮まで直接行くなら国道42号線よりも走りやすい,と思っている。

 今回は紀和町辺りで小雨が降ってきたため,紀和町にある鉱山資料館に寄って時間を潰した。鉱山資料館にはかつて紀和町近辺にあった鉱山関連の資料が展示してあった。紀伊半島の南でそんなに鉱物が取れていたとは知らなかったから,結構興味深かった。もうちょっと展示品が充実していたらなぁ,という印象を受けてしまったが…。鉱山資料館でのんびりしているうちに快晴になったので,その後は気持よく走ることができた。中辺路に入ると道はとても快適だった。しかし,走っているうちに中辺路の後半でもう一度少しだけ雨に降られた。ちょっとした雨が通り過ぎた後という感じだったので,なんとかそのまま走ってしまった。それ以外は概ね天候もよく,暑いぐらいで楽しいツーリングだった。

 上富田町まで国道311号線を完走後は,岩代駅付近の紀勢本線の300キロポストを探してみた。これが意外と岩代駅から遠く,さがすのにしばらくかかってしまった。その後,南部まで引き返してから阪和道で御坊まで行き,御坊駅,紀伊内原駅,紀伊由良駅を見に行った。これで2年越しの紀勢本線の駅訪問も全駅制覇できた。いやぁ,長かった。それにしても亀山から和歌山って遠いなぁ。ある区間に鉄道を作るって大変やなぁ,と実感できた企画でした。紀伊由良駅の後は,広川インターから阪和道で帰った。阪和道も上限1000円割引の終了の影響なのか車はあまり多くなく,渋滞もなく快適に走って帰ることができた。よかったよかった。そういえば三木里や新鹿(あたしか)の海水浴場は人が全然いなかったけど,それっていいのかなぁ??すっごく気持ちのいい感じやったのになぁ。

 今回は概ね快調に走れた。ただ,途中にあった楯ヶ崎を観に行かなかったのだが,ネットで調べるととても迫力のある所みたい。ぜひ行ってみたいなぁ,と思った。また,今回は岩代駅から南部に戻るルートを走ったので,せっかくと思い梅干を買って帰った。やっぱり南紀の梅はおいしいねぇ。
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