2008年9月26日金曜日

滝と舗装林道の旅 (その1) 瓶ヶ森と梶ヶ森

飛び石連休に仕事を休んで旅に出た。今回は四国の滝を見に行った。出発は午前一時半すぎ。出発を早くしたのは高速代を安くするためと,多くの滝を見るため。前日は夜8時に寝て,午前0時に起きた。あまりしっかり寝れなかったけど。夜中走ったけど,瀬戸中央道は普通車と軽自動車等は夜間の割引はなかった。残念。計画では真夜中に出発の予定だったが,雨がぱらついてので元気出ずに遅くなってしまった。おかげで最後まで計画から一時間遅れだった。

出発の時にはまだ前の日の雨が少し残っていたが天気予報が晴れというので強引に出発した。仕方ないのでカッパを来て出発した。ルートは中国道から山陽道,瀬戸中央道,高松道,松山道と走って,いよ西条ICまで走った。途中,三木SAでガソリン入れて,豊浜SAで朝飯休憩した。三木SAでカッパを脱いだが,寒かったのでわざわざ吉備SAで止まってもう一度着た。豊浜SAではガソリン補給と短い休憩のつもりだったが,朝ごはんを食べておくことにした。そしたら1時間も休憩してしまった。ガソリン補給は西条まで走れそうだったので,高速を下りてからガソリンを入れた。ガソリンスタンドから見上げると,山の辺りにはどこも黒い雲がかかっていた。天気予報では晴れのはずなのに,と思ったが,前進あるのみということで先に進んでみた。

今日の目的は御来迎の滝と大樽の滝,竜王の滝,轟の滝の4つ。いずれも日本の滝百選に入っている滝ばかり。御来迎の滝は本格的に登山するか,あるいは遠く石鎚スカイラインから眺めるか,しかない。さすがに今回は遠くから眺めることにした。石鎚スカイラインへは松山方面から行くこともできるが,今回は西条から寒風山,瓶ヶ森林道経由とした。西条から国道194号線を走って寒風山トンネルを目指し,寒風山トンネル手前で脇道に入った。その道は旧国道194号線だが,一車線のくねくねした道だった。路面は多少荒れていて,若干しんどかった。一番高い地点に旧・寒風山トンネルがある。そこを抜けると,登山のための駐車場があった。駐車場から西に向かって瓶ヶ森林道がある。

瓶ヶ森林道は全線一車線しかない。しかし尾根つたいに道があり,眺望は抜群だった。よくもまぁ,こんな所に道を作ったなぁ,と思う道だった。高度が高いため,途中雲の中を走ったりもした。雲は北側からやってきて,山にぶつかっていた。なので山の南側は天気がよかったが,山の北側は天気がいまいちだったみたい。雲が多いからってやめなくてよかった。山の上部は寒いためか木がなく,笹原になっていた。すぐそこに山の頂上が見え,登ってみたかったが,先が長いのでやめておいた。瓶ヶ森林道は距離がちょっと長く意外と疲れた。瓶ヶ森林道の終点は石鎚スカイラインの土小屋。そこにはレストランや宿泊施設があり,石鎚登山の拠点となっていた。そこでトイレ休憩だけして御来光の滝に挑戦した。御来光の滝は石鎚スカイラインの途中,13.2km地点にあった。道がヘアピンで180度向きを変えるところに砂利の駐車スペースがあり,そこから見ることができた。でもさすがに石鎚スカイラインからは遠かった。デジカメはちょっと古いコンパクトタイプだったので,滝はほとんど見えない。駐車場に100円の望遠鏡があったので,100円を払って覗いてみた。さすがによく見えた。あのそばまで行くのはちょっと大変そうだった。

御来光の滝の次は越知町にある大樽の滝を目指した。大樽の滝へは石鎚スカイラインから県道12号線を松山に向かい,途中県道212号線を走って,美川大橋で国道33号線に入って越知町を目指した。今回は秋の交通安全週間の真っ只中だったので,速度違反の取締りに気を使った。案の定途中で取締りをしていた。でも対向車がパッシングで教えてくれたので,無事違反なく乗り切れた。越知町で大きな橋を渡ったところから脇道にそれて大樽の滝へ向かった。大樽の滝に上る道はコンクリートで,かつ狭く,路面には石ころがいっぱいあっていまいちだった。滝へは駐車場からちょっと歩いて登った。滝としてはまあまあの滝だった。言うほど感動しなかった。他にいい滝をいっぱい見てきたからかもしれない。


大樽の滝の次は龍王の滝を目指した。龍王の滝は高知の北の大豊町にある。越知町から県道18号線,国道194号線,国道439号線と走って大豊町を目指した。途中,早明浦ダムの近くの道の駅・土佐さめうらで昼休憩した。昼飯自体は道の駅の隣のパン屋さんで食べた。龍王の滝は高知道大豊インターを東へ行った辺りから山に入る。大豊インターから国道33号線を東に向かい,439号線をさらに数キロ走って,「梶ヶ森」を目指して右折した。場所は落合辺り。途中「八畝」という集落を通過して,どんどん山の上へと登っていく。普通ならもう滝はなさそう,という辺りまで登っていった頃に駐車場が現れた。梶ヶ森山荘まで4kmの標識を過ぎてからだったと思う。龍王の滝は駐車場から歩いて5分ほど。最後少し登るが,言うほどしんどくはない。滝はかなり高いところにある割には水量が豊富だった。看板にも豊富な水量は不思議だと書いてあった。

龍王の滝の次は今日の最後の轟の滝を目指した。轟の滝は龍王の滝と同じ山の裏という感じの位置関係にある。一度龍王の滝から国道439号線,33号線に戻り大豊まで戻った。そこからさらに国道33号線を南国まで行き,途中左折して県道31号線や地元の道を走って,土佐山田駅の東の辺りで国道195号線に出た。そこからしばらく195号線を東に走り,「轟の滝8km」という標識があったので左折してみた。すると一車線の道で物部川を渡り,県道217号線にでた。そこからはひたすら轟の滝という小さな標識を頼りに走った。後で地図を見ると,195号線から永瀬ダムを目指して県道220号線に入り,最後に物部川を渡った方がよかったみたい。轟の滝は意外と低い所にあった。細い道を走って行って,言うほど登ってないのにいきなり駐車場にでた。そこから歩いていくと,滝は道よりも下にあった。でも意外と大きかった。高い所から見ると,数段になっている滝の途中の滝壺が見えていい感じだった。後で下に下りて見上げてみたが,上から見下ろした方がよい感じの滝だった。滝の展望台に着いた頃に雨がぱらぱらしてきたので,急いで遊歩道で滝壺の辺りまで下りた。そこから小さな橋を渡って滝の反対側を登って駐車場に戻った。雨もぱらついていたので,汗が引くのを待つ間もなく急いで出発した。物部川を渡る頃には雨もやんでいた。帰りはすぐに物部川を渡り,県道220号線,国道195号線と走って高知へ向かった。今日の宿はホリディイン高知。土佐山田の駅前交差点で左折して県道234号線を南下し,国道55号線を西に向かった。ホリディイン高知は55号線沿いにあった。最後にガソリンを入れて宿に着いた。宿ではすぐにシャワーを浴びて,夕食を食べた。帰ってきたら8時前だったが,すぐに寝て明日に備えた。 (続く)

もっと写真をみたい人はMatsup's Motorcycleを見てください。

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