2009年2月10日火曜日

ブログ炎上,中央テレビ炎上

数日前にブログ炎上で送検という感じの見出しの記事があった。とあるお笑い芸人のブログに繰り返し誹謗中傷を書き込んだ、というのが直接の原因らしい。でも記事の見出しがちょっと変な感じがした。ブログを炎上させたから摘発されたんじゃなくて、誹謗中傷で摘発された、ってのが正しいと思うんだけどなぁ。きっとみんなそう思っているに違いないっ!!そもそも匿名だから(正確には匿名だと思っているだけ)と言って、他人のことを簡単に悪く言うのはおかしいと思う。昔、まだブログという言葉がなかった頃、個人のサイトに近所にある定食屋の評価を書いている人物がいた。当然定食屋に関する評価は個人の主観で書かれている。しかし、それが検索でひっかかっていて、近所で何を食べようか?と検索するとその記事がでてきた。その中に一軒、店がいまいち、と書かれていたところがあった。ところがそこの店は私から言わせるとおいしかった。他の店よりずっとシェフの腕もいいし、なんでやねん?と思った。難点があるとするとちょっとだけ周りの店よりも高価だった。でも近所の有名店に比べるとずっとずっとお得な値段だった。残念ながら、ネット上でその記事を直接批判することは難しかった。コメントを入れるところなんてなかったし。ある意味営業妨害だと思った。シェフに営業妨害だからプロバイダーに苦情を言うべきだ、と言った覚えがある。そのうち、いつのまにかその記事は検索から消えてしまっていた。

 そういえば、今回の事件では記事の根拠が問題になっていたと思う。根も葉もない噂を鵜呑みにして、お笑い芸人が全く関与してない事件の犯人であると決めつけて、誹謗中傷を繰り返したらしい。以前、このブログに書いたが、どこかのテレビ局のアナウンサーの不倫の記事が週刊誌に出て、その件でいろいろマスコミで取り上げられていた。週刊誌の記事を読んでテレビ局に苦情の電話をしてくる人間が多いらしい、という話だった。それと同じことのような気がする。雑誌やネットに書いてある事を鵜呑みにしてしまう人が多いような気がする。他の人がブログなどに書いたことを、情報が確実かどうか判断せずに鵜呑みにし、匿名をいい事に簡単に他人を中傷する。それはやっぱり犯罪だと思う。ネットだろうと直接だろうと、相手を中傷するようなことを言えば、名誉毀損になるかもしれない、と思っていないといけないと思うなぁ。なんでそんな事がわからない奴が多いんだろう???

 昔ダーティーハリーで、警察内部の若い警官が数人で、こっそり悪人を勝手に殺してしまう、というテーマの映画があった。ギャングのボスなど、犯罪で捕まえることができないけど、とっても悪人、という人物を、拳銃で射殺してしまう。警察は犯人を追うけど、なかなか捕まらない、って話。結局犯人が内部にいて、それをハリーが暴いて、最後はMake my day(だったと思う)と言って終わった。その中でハリーが言った言葉で「警官が裁判官になってはいけない」てな感じの言葉があった。取り締まる者が罪を裁くのはよくない。捕まえる人間が裁くと、捕まえるという時点で捕まえた相手は悪人となっているので、裁いた結果は必ず有罪になってしまう。ところがほんとに有罪かどうかは、もっと客観的に判断しないといけない。警官が裁判官を兼ねるとその客観的な判断ができなくなってしまう、みたいな感じだった。今回のブログの中傷も、マスコミから得た情報を鵜呑みにして、客観的でない判断をして、安易に相手を誹謗中傷していた、という点でダーティーハリーの映画のテーマに通じるものがあるような気がした。

 と、ニュースを見ると「中国・中央テレビ炎上」との記事。こっちもネットがらみか?と思ったら,ほんとの火事だった。すごい火事になっているみたい。なんでそこまで燃えてしまうのかなぁ?燃えにくく作られてないのかなぁ?と素人の疑問。そういえば,オーストラリアの山火事もすさまじいみたいやなぁ。なんでも油を多く含んだユーカリの落ち葉が,折からの乾燥した気候で燃料のように燃えたとかいう話やけど,それにしても死者が170人を越えてるらしい。異常気象なのか,大自然の猛威なのか???

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