2013年6月19日水曜日

林道木守平井線と林道将軍川線を走る

 梅雨だというのにあまり雨が降らないので,時間があった日曜日に紀伊半島を走りに行った。 一応目的は GNSS ロガーのテスト。 しかし,テストをするにはそれなりの酷道・険道を走らないと性能がわからない。 そこで,頑張って国道371号線の橋本~高野山と,合川ダム湖畔から七川ダム湖畔までの第二分断区間を走ってみた。 更に,走ったことのなかった林道将軍川線を走ってみた。

 出発は午前5時半。午前5時頃出発したかったけど,だらだらしてたら5時半頃になってしまった。 ルートは国道371号線で橋本から高野山に上るルートを走ろうと思った。 それって1ヶ月ほど前に走ったルートと同じルートだった。 橋本までは国道24号線と京奈和道の五條道路を走っていった。 橋本から高野山までは国道371号線の酷道区間となっているが,1ヶ月前に走ったのでほとんど写真を撮らずにさっさと走っていった。 写真撮らずに走ると高野山奥の院は意外と近かった(個人の主観が入っているので,ご注意を)。

 奥の院の駐車場でトイレ休憩してから,高野龍神スカイラインを走って南に向かった。 予報は晴れだったが,高野山の上は前日の雨が少し残っていた。 そのため車は結構少なくて走りやすかった。 高野龍神スカイラインを順調に走り,龍神村から水上栃谷トンネルで中辺路に抜けて,合川ダム湖畔を目指した。 ただし,今回は中辺路の R311 から R371 を使わずに合川ダムを目指した。 使ったルートは県道221号線と県道37号線を使ったルート。 山の中にすごいトンネルがある道なので走ってみようと思ったのだった。 走った感想としては,道は一部未改良の区間があったけど,それなりに走りやすい道だった。

 r37の途中から合川ダムが見えたので,写真を撮っておいた。 いつもはダムが見えるところを走らないので,意外と新鮮だった。 合川ダムも空梅雨のせいで渇水気味だった。 そろそろ雨がふらないと世の中やばそうな感じがした。 合川ダムの後は R371 に戻り,第2分断区間を目指して走った。 途中,大きな岩がある所で写真を撮っておいた。 R371 を走るといつも写真を撮りたくなる場所なのだが, 少し薄暗いのでいつもピントがあまくなってしまう場所。 なので,折角来たからと数枚写真を撮ってみた。 また,反対側から見たらどうかも撮ってみたかったというのも写真を撮った理由の一つ。 結果は…?まぁ,大したものは撮れなかったかも…。

 田辺市木守から先古座川町平井までは R371 が分断されている区間となっている。 その区間は林道がつないでいるのだが,その林道名がいつも気になっていた。 ネットで見ると,玉の川林道とか本山谷平井林道とか,林道木守平井線とか,といろいろな名前で呼ばれている。 前回走った時に,木守から峠までは「林道木守平井線」という名称だというのはわかったのだが, その先が不明だったので今回確かめようと思ったのだった。

 そして,今回わかったのは,まずは木守の集落から峠を過ぎて玉の谷に下るまでは「林道木守平井線」という名前ということ。 木守の集落から林道に入ってすぐに「林道木守平井線」という標識があった。 そこでは延長が 6.734 km ということだったが,それって峠までの距離っぽかった。 そして,峠にも逆向きに同じ「林道木守平井線 延長 6743 m」という表記があった。 それなら峠から先は別名かと思いきや,こちらも「林道木守平井線」というちょっと古めの標識があった。 そこには国道371号線まで 10.2 km と書いてあった。 また,峠には林道開削の碑があり,裏に「標高七〇八米 広域基幹林道木守平井線 昭和五十九年三月竣工」とあった。 つまり峠を挟む区間は「林道木守平井線」という名称だということがわかった。 標識の違いは峠で管理者が変わるためだと思う。峠よりも木守側は田辺市なので,管理者は田辺市らしい。 峠よりも平井側は古座川町なので,管理者は古座川町みたい。 なので標識が変わっているみたい。 つまり峠から国道371号線に合流するまでも「林道木守平井線」みたい。

 峠から玉の谷まで下ると(玉の川のそばまで下ると),逆向きに「林道木守平井線」という標識があった。 そこには大塔まで 3.2 km とあった。それって玉の谷の端から峠までの距離っぽかった。 玉の谷に下りてから先には林道名を書いた標識は発見できなかった。 しかし,R371 に合流する地点の道路標識には「玉の川林道経由」で大塔まで行ける,と書いてあった。 また,玉の谷に下りた地点から R371 に合流する平井までは林道の規格が古い感じを受けた。

 そこから得た私なりの結論は,もともと玉の谷に沿って「玉の川林道」が作られた。 その後,平井と木守をつなぐために広域基幹林道として林道を木守まで作ったみたい。 その際,名前は林道木守平井線とされたみたい。問題は玉の谷に沿った区間の名称。 元々「玉の川林道」として作られたが,広域基幹林道が作られた時に「林道木守平井線」に組み入れられたのではないか,と思っている。 なにせ広域基幹林道の名称が「木守平井線」であり,玉の川林道の終点から木守まで,というよりは,玉の川林道も含めて平井から木守までが広域基幹林道という風に思えるからである。 なので,私なりの結論として R371 の第2分断区間をつなぐ林道は全て「林道木守平井線」ということにしておいた。 まぁ,正式な名称は管理者であるはずの古座川町に聞けばわかるはずだが,そこまではちょっと気が引けるので聞いていない。 誰か知っていたら教えてほしいいなぁ…。
追記2014/6/29 に走った所,林道木守平井線は全体延長 16.897km と表記があった。 従って,2014/6現在,R371 の第二分断区間は全て「林道木守平井線」という名称が正しい)

 R371 に出てからは七川ダム湖畔まで一気に走った。 そこから,林道将軍川線を走るために,和歌山県道38号線(r38)で下地という集落まで行った。 下地でガードレールに「日置川町→」と書かれていたので,そこで曲がって林道区間に入ってみた。 確か林道の入口は改良されている,ということだったのだが,そこは普通の細い林道だった。 林道を行くと,途中に分岐があった。 そこで路面がきれいな方を進むと,山の中に突然改良区間が現れた。 実はそこが噂に聞く林道将軍川線の改良区間だった。 つまりは入口を間違えてしまったみたい…。 地図で見ると古座川町とすさみ町の町境界付近まで r38 で行かないといけないみたいだった。失敗失敗。

 その後,林道将軍川線は少しだけ改良区間が続くが,すぐに元のレベルの道に戻る。 そして峠を越えて古座川町から白浜町に入る。 峠の前後と白浜町に入ってからしばらくの区間は未改良の林道区間だった。 特に峠付近は路面が荒れていた。それって交通量が少ないからだろうか? 白浜町内はずっと一車線路かと思っていたら,上露付近で急にまた改良区間に入る。 これまたこんな山の中に?という感じの改良区間だった。 そのまま終点の(起点?)市鹿野まで行けるのかと思ったら,尻切れトンボで改良区間は終わっていた。 なんであの区間だけ改良したのかなぁ? 改良区間の後は細い林道区間があって林道将軍川線の終点(起点?)の市鹿野に着いた。

 林道将軍川線は基本的に川沿いを行く林道だった。 道幅はほぼ一車線の狭路だが,一部改良区間があった。 今後,さらに改良されるのかどうかは不明だった。 まぁ,一度走ればもう満足という感じだった。 林道木守平井線と違い,いまいち必然性がないからなぁ…。

 その後,上富田町に抜け,R311 から R169 を走って帰った。 R169 では,北山村にある色あせて白くなってしまった国道標識の写真を撮っておいた。 肝心の GNSS のテスト結果については別に書こうと思っている。 (もっと写真を見たい人はMatsup's Motorcycle Siteを見てくださいな)

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