2016年6月21日火曜日

新道を使って聖地巡礼

 最近山登りばかりしているので,久々にバイクに長距離乗ってみた。 行き先は,私が勝手に聖地としている潮岬。 でもせっかくなので,新しく紀伊田辺から串本の近くまでできた紀勢道を走ってみた。 また,国道168号線や国道169号線の改良の様子などを知りたかったので, まず五條から国道168号線を南下し,国道311号線で田辺に向かった。 そこから紀勢道で南下して潮岬に行き,帰りは新宮から国道168号線を北上して国道169号線に入り, 北山村から吉野まで抜け,最後に吉野の平宗本店で柿の葉寿司を買って帰った。

 出発は午前6時前になってしまった。 すでに午前4時過ぎからかなり明るかったが,起きたのがちょっと遅かった。 走るルートは田辺から紀勢道(無料区間)を走って潮岬に行く,とだけ決めていた。 田辺までは,西名阪道から阪和道を走っていくとか,京奈和道で和歌山付近に行き,そこから阪和道を南下するという手もあった。 しかし,R168の改良の様子を知りたくて,R168を南下することにした。 そのため,大和郡山から京奈和道の無料区間で御所南まで行き,R24で五條に向かった。 五條からはR168を南下した。 途中,西吉野町西野付近の西野トンネルの西口付近横の崖が崩落したため,r49とR168の旧道を使った迂回路を走らないといけなかった。 迂回路は一部狭路があるため,r49から分岐するところからしばらくの間は交互通行になっていた。 その先は順調だった。 新しく猿谷ダム付近に猿谷トンネルが開通し,辻堂辺りまで快適な道ができていた。 逆に,辻堂大橋付近で崩落した旧道を迂回するために作られていた仮設道をちゃんとした道にするために,通行止めになっていた。 そのための迂回路は復旧したR168の最狭区間だった。 そこはほんとに狭いので,離合困難による渋滞を避けるためにガードマンが交互通行を実施していた。 その先は,閉君にもトンネルができていて,ふれあい交流館まであっという間に行けてしまった。

 その先も,国王神社付近や,その先でも少しずつ改良が進んでいた。 徐々にだがR168が快適な道に変わりつつある感じだった。 本宮からはR311の中辺路区間を走って田辺に向かった。 本宮から近露の区間は,私がバイクに乗り出した頃はまだ酷道区間が残っていた。 あの時は近露から本宮が遠かったなぁ…。 今じゃ中辺路区間は快走路となり,本宮と田辺をつなぐ大動脈になっていると思う。 今回は R311 で上富田町に向かい,R42に出る少し前で r35 を走って田辺か南部に行こうと思った。 R311 から分岐した直後の r35 は途中まで改良されていい道だったが,田辺に出る付近から少し狭かった。 そこで疲れてきたので,コンビニでカフェタイムにしてみた。

 コンビニで休憩後は南部から阪和道・紀勢道と走ろうと思ったが,酷道区間が長そうと思ったので,途中でやめて南紀田辺インターから紀勢道の無料区間を走ることにした。 そのため r208 を南下して南紀田辺インターに向かった。 紀勢道は新しいだけに快適だった。 全線で片側一車線の対面通行だが,R42にアップダウンもカーブも少なく,圧倒的に快適だった。 そのため,上富田,南紀白浜,日置川,すさみ,すさみ南へあっという間にたどり着いた。 すさみ南は江住付近に出る。 紀勢道を走る前は,深く考えずにすさみ南まで来れば串本はすぐだと思っていたが,考えてみればまだまだ距離があり結構時間がかかってしまった。 それでも11時前には串本にたどり着いた。

 串本からは潮岬西入口から周回道路を走って潮岬を目指した。 でも途中から,集落の中の道を通り,潮岬灯台に向かった。 その道は,潮岬灯台のすぐ手前付近に並木があって気に入っている。 そこでいつものように写真を撮っておいた。 そこから,本州最南端のある潮岬観光タワー付近の望楼の芝生を目指した。 いつも観光タワーの駐車場にバイクを止めて,本州最南端付近をぶらぶらする。 今回も天気が良かったのでぶらぶらしてみた。 いつもなら本州最南端付近は人が沢山いるのだが,今回はちょうど人がいないタイミングだったので,本州最南端を独占することができた。

 望楼の芝生からいつもはくしもと大橋付近を経由して潮岬東入口から串本の市街地に戻るが, 今回は久しぶりに潮岬灯台に行ってみた。 むか〜し,まだバイクに乗り出した頃に一度だけ潮岬灯台に行ったことがある。 その後はいつも灯台はパスして,望楼の芝生でボーっとするだけで満足していた。 しかし,今回はふと行ってみたくなった。 潮岬灯台に入るには大人は一人200円が必要である。 しかし,それを払うと潮岬灯台の上に登ることもできる。 そこは潮岬観光タワーにも引けをとらない眺めだった。 天気が良かったのもあるが…。 また,すぐ近くに神社があるのを初めて知った。

 潮岬灯台からは周回道路の西側を走ってR42に出て,ガソリンを入れて北に向かった。 串本からは基本的にR42を走るが,那智勝浦新宮道路が太地町を越えて下里までつながったので,さっそく走っておいた。 感想は,便利になったなぁ,ぐらいだった。 でも,あの区間ができたおかげで,私が以前事故った湯川駅付近を通らなくても済むし,新宮までの時間はかなり短縮されると思う。

 新宮からは R168 を北上し,宮井から R169 に入った。 R169 の宮井の付近では,まず,宮井大橋が架け替えられていた。 その先では,以前,四瀧トンネルができて離合困難区間が解消されていたが, 今回は九重から竹筒,さらには玉置口を越えて上地までのバイパスが完成し,瀞峡トンネルまでつながった。 そのため,瀞峡に面した田戸や,その先の小松まであっという間に行けるようになった。 私がバイクに乗り出した頃は,R169 は北山村小松と田戸の間が不通だった。 おまけに小松や田戸にたどり着く道は国道だが酷道状態で,田戸も小松も地の果て,という状況だった。 個人的には R169 の小松から田戸間が繋がる前に,北山村から小松にも行ったし,新宮側から田戸にも行った。 あの頃はどちらもほんとに遠かったが,それが今じゃ,あっという間についてしまう。 便利になったが,地の果て感はなくなってしまった…。

 また,小松では,小松橋の状況を見に行ってみた。 以前,北山村小松から対岸の三重県側に渡る小松橋があった。 しかし,2011年9月の台風12号の洪水で流されてしまった。 かなり高い位置にあったのにそこまで水位が上がったみたいだった。 5年経ってその橋がどうなったかを見に行ってみた。 結論としては,何も変わっていなかった。 つまりそのままだった。 あるのはコンクリートの柱だけだった。 北山川では,他にも古い橋のコンクリート製の主柱が残され,すぐ横に鋼鉄製の橋を架けてある場所もあるので, 復旧させるなら別の橋を架けるのかな?と思っているが,橋をかけるような感じはまったくなかった。 やはりあの区間は繋がないのかなぁ?

 小松橋偵察の後は,北山村から,不動トンネルを抜け,下北山村から上北山村,川上村,吉野町と走って帰った。 途中,吉野で柿の葉寿司で有名な平宗本店に寄った。 平宗はちょっとだけ高級だが美味しい柿の葉寿司を売っている。 時々,平宗本店に寄って柿の葉寿司を食べたり,買って帰ったりする。 今回もふと柿の葉寿司を食べたいと思い,買って帰った。 吉野からは R370 を北上し,R166,R369 を使って,榛原から名阪の針インター経由で帰った。

 今回は久しぶりに紀伊半島を走った。 かなり道が改良されていたので,時間の割に長い距離を走った。 500km越えは久しぶりだったので,とても疲れてしまった。 それに,とても暑かった。 梅雨の前半なのに,榛原で34℃の表示が出ていた。それって真夏やん…。 もう少し暑さがマシで天気がいい時にバイクに乗りたいなぁ…。 でも,それっていつやろ? (もっと写真を見たい人はMatsup's Motorcycle Siteを見てくださいな)

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