2009年5月6日水曜日

滝と高速道路の旅(その2)滑床

 2日目は一気に走って帰りたかったので,早めに出発した。福山からしまなみ海道を走って今治に渡った。しまなみ海道は基本的に対面通行なので,言うほどペースが上がらなかった。1日目ほどではなかったが,それでもやっぱりちょっと寒かった。しまなみ海道は尾道から向島,因島,生口島,大三島,伯方島,大島と渡って,愛媛県の今治に行くが,最初の橋はあまり大きく見えなかった。さすがに来島海峡の橋は大きかったねぇ。途中,生口島の瀬戸田PAで眺めがよさそうだったので,休憩して写真を撮った。

 念のために今治でガソリンをいれ,松山道を使って滑床渓谷を目指した。滑床渓谷は宇和島の南東の辺り。松山道で西予宇和インターまで行ってもよかったが,地図でみると大洲から国道197号線,国道320号線を使う方がよさげだったので,大洲インターまで松山道を使った。松山道は松山インターまでは4車線だが,その先は対面通行だった。交通量は多くなかったので言うほどストレスにはならなかった。大洲からは国道197号線を使った。この道は大洲から梼原を通って須崎まで行くが,川沿いを行くのでアップダウンは少ない。交通量の割りにいい道なので,とても走りやすい印象だった。国道320号線から,県道280号線を通って松野町に出て,県道8号線,県道270号線を走って滑床渓谷に着いた。滑床渓谷の入口には森の国ホテルがあり,森の国ホテルへの標識がいい目標になった。

 滑床渓谷の駐車場から雪輪の滝までは歩いて40分とのことだった。滑床渓谷は大きな岩の上を水が流れ,岩が丸っこく削られていて,いい感じだった。雪輪の滝は大きな岩の面をちょろちょろと水が流れているもので,水量こそ少ないが,趣のある滝だった。雪輪の滝を見るには遊歩道からも見えるが,ちょっと上に上がると展望台があった。そこから見ると少し見やすかった。ところが,よく見ると雪輪の滝の上にも滝っぽい感じのものが見える。あの上に行けないかなぁ?と思って,他の観光客の人に滑床渓谷のことを聞いてみた。すると,雪輪の滝の上に行けるかどうかは知らないが,もっと上流に千畳敷というのがあるらしい。千畳敷の写真がよく滑床渓谷の写真としてポスターなどに使われているらしい。雪輪の滝から千畳敷までは片道30分ということだった。帰りの時間を考えるとちょっと辛いかなぁ?と思ったが,聞いたからには千畳敷まで行かないわけにはいかないよなぁ。ということで,千畳敷を目指した。道は川の右岸(下流から見て左側)にあった。雪輪の滝から先は行く人が少ないのか,道はちょっと荒れかけていた。でもとても気持ちよかった。千畳敷は思ったほど広くはなかった。どうしても白浜の千畳敷を思い浮かべてしまうからかもしれない。
 千畳敷からの帰り道,雪輪の滝の上に挑戦してみた。道には大クラ滝(クラは山かんむりに品という字)への道で,悪路と書いてあった。そこをちょっと登ると雪輪の滝への行けそうだったので,行ってみた。雪輪の滝の傾斜は意外と緩かった。雪輪の滝の上にもまだ斜面が続いていた。他に誰も来てなかったので,ちょっと楽しかった。雪輪の滝からは小走りで駐車場に戻った。歩き始めたのが午前9時半で,駐車場に戻ったら11時前だった。千畳敷まで片道1時間10分のところを往復1時間半だったので,私の脚力は一応「健脚」と言ってもいいでしょう。

 滑床渓谷を11時過ぎに出発したら後は帰るだけだった。ルートはできるだけ早く帰りたいと思ったので,国道320号線から国道197号線,内子五十崎インターから松山道,高松道,神戸淡路鳴門道としてみた。須崎に出て高知道という手もあったが,ずっと対面通行みたいだったのでやめておいた。対面通行が少ない方がいいという判断だった。しかし走ってみると高松道も高松から鳴門までは対面通行だった。対面通行はペースが上がらないから,いまいちやなぁ。それでも神戸淡路鳴門道はかなりハイペースなので,結構早く帰ることができた。帰り道,国道197号線と高松道の津田の松原SAでガソリンを入れた。神戸までは神戸淡路鳴門道を使う予定でいたが,その後は決めていなかった。宝塚西トンネルで渋滞していたら,別ルートを取ろうと思っていた。今回も事故渋滞という掲示が出ていたが,あまり長くなかったのでそのまま中国道を行ってみた。ある程度渋滞していたが,言うほどしんどくなく通過できたのでよかった。最終的に午後6時ごろ帰り着いた。
 今回の走行距離は1644 kmだった。高速を使ったからだけど,1日平均800kmは長かったねぇ。でも懲りずに次の日もその次の日も150kmずつぐらい走ってしまった。

もっと写真をみたい人はMatsup's Motorcycleを見てください。

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