2009年3月26日木曜日

さらにおもしろくなってきた

イングランド・プレミアリーグは、先々週の週末、第29節でリバプールがマンチェスター・ユナイテッドに4-1で完勝して、勝ち点が縮まっておもしろくなってきた、と前々回に書いた。で、先週末が第30節。その試合結果を昨日見た。正確に言うと、リバプールとアストンビラの試合をやっと見た。マンチェスターとフラムの試合は月曜日に見ていたので、やっと第30節の結果の全貌がわかった(試合を見るまで,結果を調べないでいた)。

 どうなったかというと、まず、首位のマンチェスターUが9位のフラムに不覚にも負けてしまった。マンチェスターUは,先発にギグス、スコールズというベテラン二人を起用して、前節のリバプールに大敗した影響をなくそうとしていた。しかし,前半,ホームのフラムが頑張ったためにマンチェスターUがかなり押し込まれていた。そして前半18分。フラムにヘディングで点を入れられそうになった時に,なんとスコールズが痛恨のハンド。それがなければ1点入っていた状況だったので,スコールズは一発レッドカード。おまけにPKがフラムに与えられてしまい,フラムがしっかり決めて1点リードした。前半はその後もフラムが押しまくったけど,マンチェスターはよれよれながらも踏んばって,1-0でフラムのリードで終了。波状攻撃を受けまくるマンチェスターUなんてめったに見れないから,すごく面白かった。後半は,一人少ないマンチェスターUが頑張ってかなりフラムゴールを脅かすも,キーパー・シュワルツァーの攻守に阻まれ,点が入らない。そんな状況でもマンチェスターUは攻めてくるからすごいねぇ。フラムも後半はよれよれ。疲れなのかどうかわからないが,みんな引いてしまって,マンチェスターにどんどん押し込まれてた。そんなこんなで後半の後半になるとさすがのマンチェスターも疲れと焦りからか,守備が弱くなってきた。そこをつかれて,フラムがマンチェスターのゴール前で3対2となり,ゾルタン・ゲラにちょっとアクロバティックにポコンとほりこまれてフラム2-0でリード。おまけにその後のプレーでルーニーまで退場となり,マンチェスターは数年ぶりの連敗を喫してしまった。

 一方リバプールは5位のアストンビラとの対戦。アストンビラは踏んばっていたけど,徐々に順位が下がりつつある状況だった。試合はリバプールペース。前節でマンチェスターUに勝ったし,その前にチャンピオンズリーグでレアルマドリードに勝ってたので,とても元気。前半の早いうちにジェラードのフリーキックがバーに当って跳ね返ったところをカイトが蹴りこんで先制。その後しばらくはアストンビラが押し込んでいたけど,点が取れずに攻め疲れてきた頃に,リバプールのゴールキーパーのレイナから一蹴りで前線に走っていったリエラにパスがわたり,そのままダイレクトにシュート。それが入って,一瞬で2-0になってしまった。そうなるともうリバプールペース。前半のうちにリエラが倒されてPK。それをジェラードが決めて3-0。後半,立ち上がりの4分に,今度はペナルティエリアのすぐ外からのフリーキックをまたもジェラードが決めて4-0。最後はフェルナンド・トーレスがアストンビラのキーパー・フリーデルに倒されて,フリーデルにレッドカード。そのPKを三度ジェラードが決めて5-0。最後は圧倒的な強さでリバプールが勝ってしまった。ちなみにゴールキーパー・フリーデルのレッドカードはやりすぎ,ということで処分が減って,次節も出れるみたいやった。

 とにかく,リバプールが勝って,マンチェスターUが負けたので,勝点差はなんと1点。マンチェスターが1試合少ないけど,もうお尻に火がついた状態。さてさて,今シーズンはどうなるのか?今後がとても楽しみなプレミアリーグです。
 ちなみに2位のチェルシーはトットナムに0-1で負けてしまい,勝点で追いつくチャンスを逃してしまった。ここで勝っておけばさらにおもしろいのにねぇ。

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